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テクニカルディレクター向け勉強会コミュニティを立ち上げた話

こんにちは。
Technical Director Meetup主催の河津と申します。

今年の3月にTechnical Director Meetupというコミュニティを立ち上げ運営をしています。
さまざまなIT・デジタル制作の現場で活躍するテクニカルディレクターの人たち、またテクニカルディレクターになりたい人たち、浅く広く技術の話が聞きたい&したい人のために、知見を共有し合ったり繋がりあうためのコミュニティを目指しています。

テクニカルディレクターという役職自体耳慣れない方々も多いと思います。主に広告業界の方では「クリエイティブディレクター」という、製作物のクリエイティブ全体に責任を持つ役職の方がいらっしゃいますが、その技術版「制作物のテクノロジー全体に責任を持つ」役職です。

個人的には、「デジタル制作プロジェクトにおいて、技術的側面の責任を持って、どんな手段を使ってでもプロジェクトを着地させる人」という定義をしていますが、テクニカルディレクターに求める役割やスタンス、解釈は人によって様々です。

テクニカルディレクターは主に上流工程を担当することが多いです。その点については、「システムエンジニア」「テックリード」「プロジェクトリーダー」「プロジェクトマネージャー」などという肩書きを持つ方々とも同じだと思っていて、そういった方々が知見を共有し合えるような場所、またそういった役職を目指す方々が知見を得ることができる場所、交流できる場所を目指しています。

というのも、僕自身がプログラマーからキャリアをスタートし、途中から上流工程に携わる際に勘所がわからず苦労したというのがあります。

そもそも要件定義のやり方もわからなければプロジェクトのマネジメントもできないという状況の中取りまとめを任されたり、別領域の技術知見を求められたりします。自分が主としてる技術のプログラマーとは全然違うスキルをなのでわからないのは当然なのですが、プログラマーはある時いきなりそんな別職種の動きを求められる場合があります。(自分の意思を持って「プログラマーしかやらん!」という人はその限りではないと思います)

そんな時に周りに助けてくれる方がいるというのは安心するし、そもそも上流工程やるという場合に備えられる場所があってもいいのではと思ったのが主催のきっかけです。

また、上流の動きというのはその人のやり方というのが強く出ると思っていて、100人いれば100人のやり方があります。
例えば、「要件定義やり方わからない」となったとき、多くの場合自分の上長や先輩に助けを求めることになるのですが(僕の場合もそうでした)、そこで教えてもらえるのはあくまでその人のやり方です。

場当たり的にはいただいたアドバイスで乗り切ることはできるかもしれませんが、仕事を続けていくと様々な課題や困難に直面することになり、それは多くの場合未知な課題です。
その未知な課題に対して、上長先輩数人の経験値のみに頼っていくだけでは限界が訪れるため、「自分のスタイル」を確立する必要があると思っています。(だから100人いれば100人のやり方があるのだと思ってます)

そのスタイルを確立するためには、やはりたくさんの人から話を聞き、経験値の母数が多い方がいいはずで(そして実務を積む)、その母数が集まる場所としてTechnical Director Meetupが機能していけばいいな、と考えています。

上記お話しした理念を持って活動していきたいと思っていますが、「伝わらないと意味がない」と思っているので、イベントの内容やそこでテーマに上がった技術の紹介などを、なるべくわかりやすくこまめに発信していこうと考えています。

また、イベント自体も初参加の人が何かを持って帰れるような有意義なものにしたいと考えておりますので、興味のある方はぜひイベントへのご参加お待ちしております。

取り急ぎ直近ですが、6/19(土)に「上流工程なんでもLT」と題したLT会を主催する予定ですので、ここまで読んでいただいてTechnical Director Meetupに興味を持った方はぜひ。


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