INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
書名:INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
著者: マーティ・ケーガン
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
発行日:2019年11月1日
読了日:2021年3月14日
ページ数:393ページ
付箋数:29
3月 :6冊目
年累計:20冊目
プロダクトマネジメントの本。
付箋紙の数が29も付いた。
私自身はプロジェクトリーダとして
様々な商品開発に携わってきたけど
プロダクトマネージャーとしてはまだ半人前。
Google、Adobe、BBC、Microsoft、Netflix
Appleで活躍したプロダクトマネージャーの実例も
書いてあり、非常に参考になります。
プロダクトマネージャーと
プロジェクトマネージャーの違いは何か?
プロダクトマネージャーの役割に一番近いのはCEO。
ただ、CEOとの明らかな違いは部下がいない。
ただMBAなどの資格が必要な訳でもなく
経営のスキルをすべて身につけている必要もない。
製品がビジネスにどのおような影響を与えるのかを
広く理解し、製品の実現にとって重要な
全てのことを網羅するために、開発チームを含めて
車内の各部門の人々と協力していく
このプロダクトマネージャに必要な科目は2点
・コンピュータプログラミング入門
・企業会計・財務入門
備忘録の意味も込めて書いていきます。
すぐれた製品開発チームはリーンとアジャイルの
中核原理を利用している。
それは3つある
①リスクには最後ではなく、最初に取り組む
・価値のリスク(顧客が購入するか?)
・UXのリスク(ユーザが使い方をわかるか?)
・実現性のリスク(エンジニアが持つ時間とスキルは十分?)
・事業実現性のリスク(ビジネス展開上、問題ないか?)
②製品の定義付けとデザインは、協調しながら同時に実行
製品開発者、デザイナー、エンジニアが持ちつ持たれつの関係で協調して仕事をし、顧客に愛され、ビジネスに貢献する高度なテクノロジーに裏付けされたソリューションを考え出す。
要件定義→デザイン→エンジニアが実装…。
というウォーターフォールの様な考えは古い。
③機能を実装するのではなく、問題を解決する事
製品開発ロードマップはアウトプットにこだわるのではなく
根底にある問題をソシューリョンが解決することを
請け負わなければならない
UX
顧客やエンドユーザーが製品の提供する価値を
実感するための方策全てを指す。
技術組織のリーダー
技術組織のリーダーは技術的負債を管理するための
明確な戦略を持っていなければならない。
そして、組織の中で良く目立ち、組織内の誰もが助けを
求められるように配置されるべき(通常は技術部門のトップの直下)
ビジョンと戦略の違い
優れたリーダーシップと優れたマネジメントの違いに似ている
リーダーシップが心を奮い立たせ、方向性を決めるのに対して
マネジメントは目的地に到達するのを助けてくれる。
OKR手法
1.目標は定性的、結果は定量的
2.主要な結果はビジネスの成果として測れるもの
3.組織の目標は1年ごと、開発チームの目標は四半期ごとに見直す
4.組織と開発チームの目標と主要な結果は1〜3つに絞る
5.製品開発チームの目標は毎週管理する
6.取り組んでいる目標と進捗がはっきり見える化しておく
7.OKRを四半期ごとに再調整する
リファレンスカスタマー
現実の顧客であり、製造された製品を使い、その製品に現実のお金を支払い、そして自分がどれほどその製品を愛しているかを進んで人に話してくれる顧客
製品やサービスがビジネス向けの場合
鍵となるリファレンスカスタマーの数は6。
6つの企業が要望する機能をすべて取り入れることではない。
6つの顧客それぞれともに問題を深く掘り下げ
6つの顧客すべてに役立つ1つのソリューションを見つけること。
箇条書きになってしまいましたが
戦略立案や実行していく上ですごく重要なことが
網羅されていて何度も読み返したいと思います。
プロダクトマネージャーを目指す人だけでなく
製品開発に関わる人であれば
一度は目を通しておいても良いと思います!
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