ブロックチェーンを活用したビジネスモデル


ブロックチェーン導入のメリットは、主に「コスト削減」「セキュリティの高さ」の2つである。

①コスト削減
⇒情報の正確性が担保され、かつ可視化されるが故に、あらゆる業務が高率化される。(例)与信の自動化

➁セキュリティの高さ
⇒従来の情報管理体制とは異なり、特定の管理者が不在で、ネットワーク上 全員で分散管理する。それ故、ハッカーが攻撃の的を絞れずにセキュリティの高さが担保される。

この2つに代表されるメリットを享受すべく、ブロックチェーンは様々なビジネスに応用されている。

以下では、ブロックチェーンの「効率化」「セキュリティ」を生かした、様々なビジネスモデルを紹介する。

民泊

「鍵の解錠権を持つ利用者の証明」をブロックチェーンで行い、スマホのみで、民泊申し込み~鍵の解錠や施錠を自動化する仕組みを作っている。

不動産

「空き家情報」「地図周辺環境」「住宅評価」「リフォーム履歴」等、利用者の意思決定に必要な情報をブロックチェーンで一元管理し、不動産取引の高速化と情報の透明性を高める取り組みが行われている。

電気

消費者同士の余剰電力の取引がブロックチェーンによって実現されている。世界一のエコロジー大国ドイツでは、電力の地産地消の意識も高く、使用分の電力を太陽光発電で賄い、余った電力を消費者間で取引するプラットフォームが存在する。

ソーシャルゲーム

ゲーム業界では、ゲームアカウントやアイテムの売買を不正に行うトレード問題があるが、ブロックチェーンによって、「誰のアイテムなのか」明確にわかるようになり、安全にアイテムの取引が行えるようになる。

音楽

ブロックチェーンによって、著作権の証明が容易になる。また、誰がいつ何をダウンロードしたか明確になる為、違法コンテンツのダウンロードも減る。

医療

患者情報をブロックチェーンによって一元管理し、医者も患者もいつでもどこでもカルテにアクセス可能になり、

宅配ボックス

若者に人気のファッションビル「パルコ」では、ブロックチェーンによって、ユーザー認証・解錠や施錠・納入受領管理を強固に行うことで、宅配の効率化を目指している。

スマートコントラクト

直訳すると“賢い契約“。自動販売機が代表例で「利用者がお金を投入し、飲み物を選択」すると「自動販売機から飲み物が出てくる」。この流れは、利用者と自動販売機が契約した結果と考えられ、非常に短時間で契約が遂行されていることになる。
ブロックチェーンのセキュリティメリットを生かし、不動産売買、金融資産取引にも、契約自動化が採用され始めている。

食の安全

スーパーに陳列されている野菜一つ一つにQRコードが設置され、スマホで読み込むと生産時期・農薬使用の有無等が瞬時に表示される。いわば、「第三者機関無しで野菜の安全性とブランドを保証するサービス」である。ブロックチェーンによって産地偽造等を不可能にした結果生まれた。

不正防止(チケット転売)

購入履歴が逐一記録されるブロックチェーンでは、チケットの不正転売を防ぐことが出来る。


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