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マンボウからヒントを得る

JAXAが構想中の飛行機は150人乗りで幅55メートル、全長29メートル。胴体と翼が一体のユニークな形にすることで、空気抵抗が大幅に減り、燃料は従来の半分ですむ。

飛行機の構造は筒状の胴体に長い翼がつく形が数十年間ほぼ変わっていない。開発中の「全翼機」と呼ぶ機体は特殊な戦闘機で実現しているが、旅客機に取り入れるにはコストがかかりすぎる。機体の骨組みが複雑になるからだ。

そこで、注目したのがマンボウだ。マンボウの大きな体は天敵が丸のみにするのは難しい。それでいて腹にほとんど骨がない。少ない骨で力のかかるヒレや体を支えている。進化の末に手にした体の大きさと簡素な骨格の絶妙なバランスが飛行機にも応用できるという。

過酷な自然を生き抜く生物は優れた機能を進化させてきた。自然界には人間が思いもしない知恵が眠っている。

『参考資料』

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/spv/2110/04/news007.html

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