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旧正月 ベトナムで難民状態に

 チェンマイを離れ、旧正月期間と同時にハノイ入り。恥ずかしながら、ベトナムもこの時期に一斉休暇に入ることを知りませんでした。
 空港の入国検査は大混雑でしたが、それもそのはず。出稼ぎ中のベトナム人が一斉に帰国してきていたのです。


 空港から市街地に向かうバスに乗り合わせた在日ベトナム人は「この時期の旅行は店が開いていないので大変ですよ」。東京ドームでテイラー・スウィフトのコンサートを鑑賞した翌日、ハノイ行きの飛行機で帰省したそうです。


 翌日の9日は大みそか。旧市街地に繰り出すも、ほとんどの店が開いていません。オバマ氏が大統領時代に突然訪れたヌードルショップも、現地で「テト」と呼ばれる旧正月の6日間は休業するとの張り紙がされていました。



 オバマ大統領が味わった、肉や豆腐、野菜をたっぷり入れるつけ麺「ブンチャー」を求めてさまよい歩き、やっと見つけた屋台で口にすることができました。


 旧正月はきょう13日まで。9日と元日の10日はスーパーマーケットやファーストフードも含めて、ほぼすべての店が閉まっており、買いためておいたインスタントラーメンを食べて飢えをしのぎました。店員さんも全員、テト休暇に入るということなんですね(涙)


 ただ、幹線道路から車やバイクが消えるなど、この時期だけのハノイの風景を見られると気持ちを切り替え、ひたすら散策しました。テト期間は1日平均20キロほど歩いたでしょうか。
 日本にいる時は「元日ぐらい、お店も休んだらいいのに」と思っていたけど、すべての店が閉まると旅人にとっては困るものだということを痛感させられました。



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