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ウィズコロナ時代の旅と生活術

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北海道からの「越冬移住」、北海道での「越夏移住」のライフスタイルを提案しようと起業を志しました。夏は世界有数の楽園でもある北海道で過ごし、冬は地球に優しいSDGsな土地に移り住む…
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2023年2月の記事一覧

卒社旅行。小笠原への旅4

卒社旅行。小笠原への旅4

 今日の午前は小笠原の歴史を知る戦跡ツアーに出かけた。ユースホステルのヘルパーたちも参加したかったという、小笠原に残る戦跡の9割近くを発見したとされる「板長」こと田中善八さんの案内た。齢83歳。ユースオーナーの佐々木等史さんからも「直接話を聞ける機会はもう長くないから参加した方が良い」とお薦めされたのがきっかけだ。
 元ヘルパーの宿泊客親子を含めた総勢8人のツアー。助手の女性とともに軽自動車を颯爽

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卒社旅行。小笠原への旅3

卒社旅行。小笠原への旅3

豪雨の中、たどり着いた父島。初日は雨でも楽しめるビジターセンターと世界遺産センターで、島の歴史や自然をじっくり学ぶ。前者は東京都、後者は環境省の施設。世界遺産認定されてからできた後者の方が施設は新しく立派だが、展示内容の充実度はビジターセンターの方が上だった.
2日目は雨は止んだものの風が強く、予定していたホエールウォッチングは中止に。仕方なく、別のツアー会社で日にちをずらして申し込む。
 この

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卒社旅行。小笠原への旅2

卒社旅行。小笠原への旅2

 2016年に就航したという3代目のおがさわら丸。2代目よりもスピードアップし、東京から1,000キロの距離を従来より1時間半早い24時間で結ぶ。海外旅行よりも遠いと言えば遠いが、丸1日のクルージングを楽しめると思えば悪くない。
 冬場は荒れることも多いという海だが、この日は雨にも関わらず穏やか。船には平衡を保つスタビライザーも付いていると言い、船酔いはしなかった。
 予約した2等寝台はおとなが往

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卒社旅行。小笠原への旅1

卒社旅行。小笠原への旅1

 北海道での記者生活25年。大学を出て初めて就いた仕事にひと区切りを付け、新たな人生を歩むことに決めた。
 この3年間、世界中の人々の暮らしを変えた新型コロナも、今年5月からはインフルエンザと同じ扱いとなる見込みで、国内外の往来もようやく活発になる。冬の北海道を抜け出し、温暖な地で過ごす「越冬移住」というライフスタイル。国内の候補地として、最も行きたかった小笠原諸島に〝卒社旅行〟として足を運んでみ

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