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「人生について」

 人が生きる。大人になって分かったことがある。辛いことがある分、嬉しいことが増えるってこと。辛いことを乗り越えるために嬉しいことがあるってこと。大切な人が近くにいてくれるってこと。過酷なことがあった時ほど、空がきれいに見えるってこと。数日前、満月から涙が出て、その雫が滴る姿を想像しながら帰ってみた。個人的に、2024年は色々なことが変化している。新たな縁からできた仲間、昔からお世話になっている人々。その関係が色濃くなっている。自分自身も心身ともにより良い方へ変わろうとしている渦中にある。2024の年末の私に向けて、この文章を残しておく。

 私が人生で、私として生きるためにしてることって何だろう。日々、生きることに精一杯で周りが見えなくなった時に立ち止まること。精一杯で涙一杯になったら、たくさん泣くこと。全部表現に変えること。自分のビジョンを見直すこと。辛くても笑うことでポジティブな♡を作ること。余裕がある時は ゆっくり歩いて考え事をすること。ながらスマホはしないこと。上手く行っていることを当たり前に思わないこと。変わらずいてくれる人を大切にすること。毎日でなくても、ゆっくり珈琲を飲む時間を作ること。散歩をすること。読書をすること。音楽を味わって聴くこと。MVに出演してるつもりで音楽聴きながら歩くこと。ライブに行くこと。絵や詩、絵本を描くこと。赤ちゃん肌を目指すこと。好きな服を纏って好きな自分でいること。香水で自分のテンションを上げること。たまにハーゲンダッツを買ってご褒美をあげること。珈琲ゼリー食べながらほろ苦くなること。深呼吸をすること。諦めないこと。外に意識が向いている時は、家の掃除からすること。温泉、サウナに入ること。人生の目的は何なのか仲間と問い直し、夢を諦めないこと。表現する人たちの表現を愛すること。先を見通して行動すること。などなど、自分の機嫌を取る方法、自分が自分を1番輝かせる方法を少しずつ習得してきたように思う。人が生きる過程で習得する趣味や習慣は、その人の人生を物語っているように思う。

 2023の年末からお金と仕事について考えるために、本を読んだり、別の職業の方に話を聞いたりした。その上で、明確になったことがある。それは、私の人生の目的は「魅力的な人になる」ということ。その目的は達成されてはいけない。死ぬまで追いかけて追いかけて最大限磨きたいと思う。その上で現在、趣味、習慣としている続けている絵や詩がある。最終的には、今の仕事の経験を糧に表現者として、自らの表現のクオリティを上げて仕事にまでしたい。表現、家族、大切な人々のためにお金は必要。だから私は、お金の勉強は続けていく。もちろん、絵や詩の表現の時間を1番多く取りつつ。

 そして、もう一つ分かったことがある。私にとっての幸せは「誰と100円のおにぎりを食べるか」である。最近、お金のことを勉強している内に自分自身の目的を見失いそうになる瞬間もあった。身近にいる人が私の変化に気付き、私が変わらないために言葉をくれた。私は私が好きな自分でいたいし、それはきっと身近にいる人も好きな私。変わらないために変わることも、変わるために変わらないことも大事。それらが何か明確になった。私は表現者であるために、お金にこだわるし、お金にこだわるために、表現を諦めずに続けるということ。お金は生きていく中で必要だから、大切。ただ、お金があって大切な人がいても100円のおにぎりを公園で食べた時に、美味しく感じられなくなっては私は幸せでないと思う。お金があっても、100円のおにぎりを幸せと感じられる人生を歩みたいと明確になった。変わりたくないし、変わりたい。

 さらにもう一つ分かったことがある。綴っているとどんどん出てきている。最近、言葉にしてなかったから止まらない。それはさておき、分かったことは中学時代のいじめが今もなお、心の傷として残っているということ。ただ、その傷は今の私として成長するために、表現する原動力ともなっている。過酷ではあったが乗り越えたから今の自分がいる。
 当時は狭い世界で生きていたから、誰にも相談できなかった。両親を悲しませたくなかった。だから、平気なふりして生きて涙を流すように言葉に変えた。葛藤を詩にした。今もその詩ノートは残っている。誰にも相談できない辛さ、いじめで受けた傷は大人になっても残る。私は棘を刺すのではなくて、花を挿す人でありたい。色々な要因が複雑に絡み合い、我慢強さが形成され今に至る。大人になって甘えられる人に出会えてよかったなと思う。中学生の時の自分は、両親にも先生にも友達にも「助けて」と言えなかった。身近にいる子どもたちには「助けて」と気持ちが許せば伝えてほしい。そう思うから、♡に棘が刺さる例え話をしている。
『人の心に棘が刺さると中々抜けない。心無い言葉や暴力が棘となる。それらは痛くて痛くて大人になっても残る。自分が悪くなくても突然棘が刺さることがある。そんな矛盾した世界だけど、人に優しさをあげた人は優しさが返ってくる。人から優しさをもらったら棘が抜けるかもしれない。棘を刺したら棘が返ってくるし、優しさをあげたら優しさが返ってくる。さぁみんなはどっちを選ぶ?』って。
 今後の人生で、棘が刺さることはあろうとも優しさの花を挿すマインドを忘れずに生きていく。棘を筆に乗せて絵で美化する。このお話も絵本や詩にして残していきたい。棘から咲いた花たち、棘さえも絵本として生きられたらどれだけ幸せなんだろうか。私が死んだとしても。最近、美術館で絵を観た時にそう思った。

 私は、これからの人生が楽しい!って自信がある。それは不幸の中に小さな幸せがあるという考えのもと、ポジティブに変換して生きていくから。辛いことも幸せに変えて愛してくから。私は私を幸せにするから。谷川俊太郎は言ってた。不幸の中に小さな幸せが棲んでいると。

棘をも愛したい。涙を流したい。
その涙で花を咲かせたい。咲かせる。




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