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伊川谷町に「多世代交流の場」を作りたい。


1.私たちについて

私たちはTEARDROPSという団体名で活動をしております。
兵庫県神戸市西区伊川谷町を拠点に多世代交流の場づくりを行いながら、オンライン上でコミュニティも運営しています。「名前の痛みを聴く」という言葉をビジョンに、現在も活動を継続しております。

「名前のない痛み」

それはアテンションエコノミーな現代に向けたアンチテーゼです。
SNSやYoutubeなどの娯楽が発達した現代では「痛み」さえも、まず「目につかなければ」無いものとしてみられます。

そのために現代では
「HSP」「不登校」「自傷行為」「自殺」「ギフテッド」「LGBTQ+」などのように痛みを名前で括り付けて、それを過剰に売り出すような流れになっています。

でも、そこに個々人が癒やされる道はないと、私は思っています。
例え自分の痛みに名前を付けられて、一瞬でも癒やされたとしても、
「やっぱりあなたとは違う」
そうやって現代の核家族化が象徴しているように、
他人と対話することを諦めてしまう。

私はそんな社会課題の原因として

「地域社会の崩壊」「農業やお寺などの後継者不足」

などが挙げられると考えています。

私は1年余り活動し、現代に生きる人間とはどんな人たちなのか探求してきました。
他人と接する中で自分はどんな感情が込み上がってくるのか。
自己対話し続けた1年でもありました。

そうしたら1つ気づいたことがありました。

溢れる熱量が多いあまり、周りの人たちを全員敵と見做していることに気がつきました。なんでわかってくれないのか、なんでそんな言葉が掛けられるのか。

私は現代に典型的にみられるような「個」を主張しているような1人の若者に過ぎませんでした。

私は、その中でこの社会状況を打開する策として

「地域社会の中での多世代交流を増やす」
「農業やお寺など自分の心身のバランスを見つめ直す場所を大事にする」

ことにヒントがあるのではないのかと考えました。

古き良き昔に戻れと言っているわけではありません。
「点」をつなぎ合わせて作られたようなつぎはぎの社会は幸せじゃないと、そう思っているだけなんです。

感覚的なものを無視し、合理的なものだけにピントを合わせ、貼り付けて連続体にする
それが人間の作り上げたものだと思うと、悲しいのです。

そこで、今回、
不安定な現代に生きるすべての人たちが、自分の心身のバランスを上手にとり合って生きることができることができる社会を目指すための第一歩として、

「お寺で多世代交流の場をつくる」
ための立ち上げを、お手伝いしていただけないかと思い、記事を書くこととなりました。

2.多世代交流の場の概要

■頻度
月に1回
土曜日の14時〜16時

■何をするか
・ワークショップ
地域で商業を営んでいる方、農業をしている方、NPOの方など、地域で活動をしている方を講師にお招きして、より色んな職種、世代間での交流を促進したいです。
また、オンラインでも講師をお招きし、その地域では学べないようなコンテンツを提供し、大人が学び続けられる場としても、開かれた場所にしたいです。

■今まで行ったワークショップの例
6月 「DeathCafe@Kobe」 北海道の大学生の方をゲストに開催
9月 「お寺でシェイクスピアを読みたいんだ!」マクベスを題材に参加者同士で対話

3.団体ついて

詳しいプロフィールはこちらのポートフォリオをご覧ください。


■団体の代表について
兵庫県神戸市出身.22歳.大学在学時に「TEARDROPS」を立ち上げ、現在は高校で非常勤講師をしながら、活動を継続中.

詳しくはこちらのURLをご覧ください

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