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2024年もブチ抜く

2023年が終わった。去年の一年を「怒涛」とすると、今年一年は「円熟と成長」だった。

今年は、数年ぶりに仕事を「楽しい」と感じる時があった。

パワハラ上司やパワハラ部下もいなくなり、恫喝や心を削るような事はなくなった。
昔自分が書いたnoteや、当時の話を部下とすると、いかに苛烈な状況だったか、心がぞわっとする。あのままいけば、精神的にダメになっていたかもしれない。何せ、同じ部署の私以外全ての人がパワハラ上司とパワハラ部下が原因で退職したくらいなのだから。

今も、社内にやりづらい人は沢山いるけれど、その中でも「仕事をうまく回すにはどうしたらよいか、頑張ってくれている部下に光を当てて充実感を感じてもらうにはどうしたらよいか」と、能動的に仕事が出来た。

昨年までは、ともかく上司の機嫌をひたすら伺って、少しでも違うと思う事をすると大変な叱責を受けた。
ただでさえ仕事が激務になり、残業も土日出勤を含め月120時間は優に超えていただろう。
その中で、部下も疲労困憊し、その最悪な上司がいた事で、課員が沢山辞めてしまった。

私は名ばかり管理職となり、総務も人事も経理までも、全ての事務仕事を引き受け、部下のケアが出来ず、さらに土日の休みの日はワンオペでこどもを見るという本当にここ数年で一番大変な年が、昨年だった。

そして今年、その上司もいなくなり、今度は直属の上司は畑違いの部署から来た人になり、実質的に、自分で部署の舵取りが必要になった。

この一年で、会社の20%以上の人が辞めた。
30人以上の人の、退職手続きを行なった。
その中でも、少しづつ、自分で考えて業務改善を行い、ようやく課員に仕事を渡して、自分で「これは出来るんじゃないかな」と思うような、会社全体をよくするような段取りの仕事に着手しはじめた。

元々私は、小さい頃から、みんなをまとめたり、段取りするのが得意であり好きだった。
それが、ようやく、ようやく仕事を活きてきた感じがする。昔から、それを仕事に活かすには、と思っていたけど、ようやくうまく回り出した感じがする。

みんなのまとめ役になる事も多いし、よく喋る方だし、営業の仕事でもするかと思った新卒時代。
自分の気持ちがこもっていないものを売り込んだり出来ないことが分かった。

一人でメロンパンの移動販売の仕事もしてみたけど、情熱が長続きしなかった。
プライベートの時間や、ゆっくりした時間も欲しいんだと気付いた。

そして、仕事をはじめてもう20年近く経って、ようやく、最近仕事に充実感が出てきた。

何がきっかけだろう。
たぶん、社内のグループウェア統一の話くらいからだ。
いくつかの会社が合併して出来ている私の会社は、社内のグループウェアがバラバラだった。
どう考えても統一した方がよかったけれど、何度か上司や役員に話をしても、それぞれの人の意見がバラバラで、既定路線の決めた明らかに使い勝手の悪い自社に合わないグループウェアを使い続けることになりそうだった。

上の意見に従って、上がそういうから仕方ないよ、と部下に言いながら道の整備だけするのは簡単だ。
でも、今回は、違う。
明らかに会社全体が良くなる方法は分かっていた。だから、あえて面倒なことをして、まず社内の意見をまとめて、上司の機嫌の良い時に根回しして、役員会で直接伝えて、さらにコストダウン出来ることをアピールして、みんなが使いたいグループウェアを切替を決めた。

実際に切替するのはとても大変だろう。
でも、山を動かして、自分でやっている、という感覚があった。手ごたえがあった。

私は記憶力も悪いし、知識に長けてもいない。
営業力もない。パワーも狡さもない。
でも、真面目で、段取り力がある。

いつも、飲み会の幹事やイベントの主催をしていて、そんな事を仕事に出来ないかな、と思っていた。直接イベントの仕事をしなくても、この段取り力は、こうやって仕事に活かすんだなと、今年はじめて実感した。

私がいる事で、会社が少し便利になる。
現にそういうことが認められて、昇進昇格した。
たぶん、私はあまり上にはいけない。自分で言うのもなんだが、優し過ぎるし、狡さや上に行きたい!! というギトギト感がない。独立する程の情熱や実力もない。
でも、会社の、社会の役に立っていると実感出来る。

いつでもこの働く姿を、恥じることなくこどもに見せる自信がある。
ミスはするけどズルはしない。
いつでもこどもに見せられる仕事をする。

2024年、がんばろう。
今年はフルマラソン出場と、TOEIC600点、まず頑張ろう。

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