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西日本チャレンジロードレース 日日是好日

2023年3月、晴天の中、広島中央森林公園で西日本チャレンジロードレースが行われました。

ジュニアクラスは3周37km、ロードにしてはかなり短い距離で争われました。参加したのは高校1年YAMATO、ジュニア1年目、昨年の10月に行われた四日市以来、5ヶ月ぶりのロードレースです。

レース内容は、力のある選手が終始アタックを繰り返し、それに反応する展開が続きました。しかし、全てのアタックに反応しているうちに脚は限界に達し、最後のスプリント勝負に絡めず、22位という結果になりました。

ひとつひとつのレースが経験です。今回の内容を自分自身で感じ、次に繋げることができれば、今回のレースはこれからの重要なきっかけになります。自分で乗り越えるしかありません。

今回のような結果はある程度予想できていました。一週間前の選抜大会でチームメイトが輝かしい成績を残し、「絶対に自分も続く」という強い気持ちがあるのは分かっています。前へ前へという気持ちが空回りしそうな感じでした。

しかしレース前、本人に伝えることはしませんでした。人は、教えてもらうとその場ではわかった気になります。実際にうまくいったとしても、それは本物ではありません。自分で考えて判断し、行動に移した結果どうなるか、それを体験することによって、一生自分の宝になります。

言い換えれば、失敗するのを分かっていて、あえて失敗させることになります。冷たいようですが、成長するためには失敗は必要です。

その辺り、私が理解納得させられたのが「日日是好日」という茶道の本です。スポーツと全く関係ないように思いますが、大いにあります。内容の一部をお話ししますと、茶道を習い始めた著者が、茶道のしきたりに翻弄されます。師匠に「なぜ、こうするのですか」と質問しても「いいから言われた通りにすればいいの」と、意味を教えてもらえません。月日が流れ、そのまま言われた通りに作法を続けていると、ある瞬間から今までやってきた作法の点と点が繋がり始め、意味が分かってきます。・・・


選手にとって、また見守る側にとっても、大切なことが書かれています。



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