全日本学生選手権個人ロードレース大会
第38回 全日本学生選手権個人ロードレース大会が長野県木祖村で行われました。
レースは、奥木曽湖周回コース1周 9.0 kmサーキットを17周+1km、154kmで争われます。高校時代の倍の距離、約4時間の長丁場です。
雨の中、レースはスタートしました。
序盤から4名の逃げ集団が形成され、同じ高校出身の選手が2名、うち1名は現チームメイトがいい走りをしています。
GENは集団待機、というより毎週のように続くレースに身体を調整しきれず、脚が重く、全く動くことができません。序盤から千切れそうになりながら、キツい展開がこれから4時間150km続きます。
中盤、逃げとプロトンとの差は3分以上まで広がります。
終盤は2名の逃げ、1名は高校時代から気心の知れたチームメイト。強烈な逃げの展開で、このまま逃げ切りの可能性が出てきました。
GENは集団の中から、追走に入る選手をマークして、チームメイトの逃げをアシストします。あまりにもチェックが厳しいので、「邪魔すんな」と罵声を浴びせられます。いい仕事をしている証拠です。
しかし、ラスト500メートル、集団は逃げの2名を吸収します。
GENに残された仕事は、一つでも順位を上げることです。
最後の力を振り絞ります。
結果 5位
ゴール後、倒れ込みました。
GENは、「今までで一番キツいレースだった」と語っています。
レースはいつも体調が万全とは限りません。悪い時は悪いなりの展開に持ち込まなければなりません。今回はその勉強ができたと思います。毎周、集団から千切れそうなところを、監督に「ここ我慢、絶対いける」と声をかけられ、最後までその言葉を信じて走り切りました。
全日本学生クリテリュームに続いて、シングルリザルトを獲得し、個人ロードランキングは5位、チームランキングは1位になっています。
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