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【2019年度開催】じぶんはたらき方講座「テレワークスキルアップ講座・マイプロジェクト講座A」合同フォローアップ参加レポート

わたし:2012年結婚して佐久へ。結婚6年目の2017年に妊娠。つわりでパート(ライター業)を退職。2018年2月出産。専業主婦。
息子(1歳8か月):母と離れて長時間過ごしたことがほとんどない。説明会、講座の第1回、第2回と数を重ねるごとに、状況を理解するようになってきた。でもまだ泣いてしまう。

こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。

なにを思い出したか

2019年11月14日に佐久情報センターで行われた「じぶんはたらき方講座」は、来月の成果報告会に向けたフォローアップ。マイプロジェクト講座Aとテレワークスキルアップ講座の参加者が合同で集まった。Iitocoでのアットホームな感じとはちょっと違う緊張感。

佐久情報センターは、説明会以来2回目。息子は少しずつ慣れてきたiitocoでの託児から一転、振り出しに戻ったかのように泣き続けた。ありゃりゃ。でも、もうおなじみとなったスタッフの方は、息子の好きなおやつや手遊びを覚えていて慣れたもの。たのもしい。母は行くぞ。

長いキャリアの途中である

まずは、チェックイン。母、妻、主婦の肩書を脱いで、ここでは自分のことだけを考える。テレワークスキルアップ講座の班に交わり、講座で得た気づきを共有した。

「今の仕事の好きなところに気付くようになった」「今は生活の基盤を作る時期だと割り切れるようになった」「やりたいことが分かったので、今は子育て優先でも焦らない。やるべき時がくればすぐ行動できる気がする」「人と比べてばかりだったが、自分や仕事のことを客観的に見られるようになった」

キャリアはこれからも長く続くもの、という意識が生まれている気がする。講座が始まったころは、今仕事をしていないことや、スキルが足りないことなど、足元を見ては不安になっていた。でも、スキルがないなら、経験積める場所を探せばいい、今から始めればいいじゃない、というさっぱりとした空気が漂っている。足取りが軽い。

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会場にはこれまでの講座のグラレコ(by江村さん)がずらっと。他の講座ではこんなことをやっていたのか、などみんな興味深そうに見ていました。

今日はもらえるヒントをどんどんもらう日

今日のフォローアップは、講師の馬締さん曰く「みんなに伝えて共有する日」。こういう人とつながりたい、こんなことに困っている、整理できない頭の中のもやもや、などを周りに伝えて、どんどんヒントをもらっちゃおう、という時間だ。

第一回の講座では、周りが自分よりはるかに優秀に見えて、ライバルではなく仲間・・・と思い込むことに必死だったのに。それぞれの「自分にとって心地よいはたらき方」が違うことに気付いてからは、人と比べなくていいんだ、と思えるようになり、ふっと気持ちが軽くなって、夢まで語っている。

わたしは、前回の講座後、いくつかの求人サイトに登録して、リモートワークの「ライター」に絞って仕事を探していた。実際に小さな仕事も試してみた。
その中で、自分は書くことが好きなのか?という疑問がわいてきた。しゃべるのは苦手だ。しゃべるよりも、文章にしたほうが人に伝わっているな、という実感がある。でも、好きとか得意とかいうのはなんだか違うような。日記も続かない人間なのに。文章がさらさらと生まれるわけではないんだなあ。それでも、何かを伝えるなら、書くことが少しは武器になる気がする。
ならば、自分や身近な人間の暮らしに近い情報を扱いたい。佐久地域への移住や、わたしと同じように夫の転職・転勤・Uターンなどについてきて置いてけぼりになりがちな女性のサポートができたらいいな、とおぼろげに考えるようになった。

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今回は説明会でハハリョクワークショップを行ってくれた鎮目さんも参加してくださいました。

頭と心を整える

じぶんはたらき方講座は、仕事探しの場ではないので、ゴールは仕事に就くことではない。自分のやりたいことや価値観に自信を持って仕事を探したり、創業や起業したりするための、土台を作る場だと思う。はたらき出すための、ウオーミングアップのような。始まるまでは、テレワークスキルアップ講座というと、パソコンの活用とかライティングの練習でもするのかと思っていたけど、まるで違った。パソコンにはほとんど触れていない。時間をかけているのは、むしろ仕事をする自分自身を知ることだ。まずは、不安や自信のなさで絡まった自分の頭と心の中を整える。

生まれたつながり

ワークショップが一区切りついた頃、隣のテーブルに座っていた参加者が声をかけてくれた。ちらっと聞こえてきた私のやりたいことに興味がある、とのこと。講座後、ぽつりぽつりとお互いの頭の中を話してみたら、共感するところが多い。それでいて、自分にはないスキルや経験が彼女にはあり、視野がぐっと広がった気がする。声に出してみるってすごいな。さっそくつながりが生まれた。

息子を迎えに行くと、スタッフの方にもたれかかって小さくべそをかいていた。おやつに持たせた大好物の柿を食べているときは満面の笑みだったのに、わたしのバッグを見ては思い出し、引きずりまわしながら泣いていたらしい。おつかれさま。

marucafe弁当は鹿肉のカレー。話題の中心はもちろん鹿肉。佐久にある鹿肉料理屋さんの情報などをシェアしながらおいしくいただいた。息子もパクパクと食べている。にんじんのラペも、柔らかな酸味で食がぐんぐん進むなあ。ごちそうさまでした。

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おいしいおいしいmarucafe弁当も次が最後です。

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今回は子どもが多く、にぎやかな託児スペースでした。

こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。

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