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受講生レポート:「じぶん軸ととのえ講座」第4回(最終回)

11月16日(火)「じぶん軸ととのえ講座」の第4回(最終回)を開催しました。これまでの内容を振り返りながら、それぞれの「じぶん軸」を発表!最後の最後までインプットもアウトプットも満載でした。

最終回のレポートも受講生です。イラストレーター/グラフィックデザイナーのたかまつかなえさん。気付きや変化を、すてきなイラストを添えて綴ってくれました。

ワークを通して口に出したことで自分の思いに気付いたり、口に出してはみたけれど、やっぱりしっくりこなかったり。ひとつひとつ言葉にしながら、頭の中を再構築するような1か月だったようです。

画像4グラフィックレコーディング 江村康子

なぜなぜ期の小さな自分

我が家には「なぜなぜ期」の娘たちが居る。
じぶん軸ととのえ講座がスタートしてからの1ヶ月間は、自分自身の中にもなぜなぜ期の小さな自分を住まわせている気分だった。
「それはなぜ?」「なんのために?」「ほんまにそうなん?」
講座のワーク中は、その時その時で頭に浮かんだ言葉をそのまま口から出すのだけれど、zoomから退出してからしばらくは首を傾げながら、あの言葉は本当の気持ちだった?なんか格好つけてない?などという自問自答が続く。
自分自身の気持ちをこんなにじっと見つめているのは一体いつぶりだろうか。知恵熱で頭からシューシュー湯気を出しながら思う。

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最後の講座となる第4回は、まず第1回〜3回の振り返りからスタートした。
「自己紹介でどんなことを話したか覚えていますか?」
私は極めて当たり障りのない感じで出身地と職業を伝えた気がするのだけど、今もう一度「自己紹介」をするとしたら、大切にしている信念や、やりたいことを含めて自分を発信してみたいという考えが自然と浮かんだことに驚いた。
なに?たった1ヶ月の間ですごく変化してるじゃないか。
改めて講座を振り返ると、運営の皆さん、登壇者の皆さん、受講生の皆さんから飛び出したキラリと光る言葉がたくさん転がっていて、全部拾い集めるのが大変なくらいだ。
受講するまでは、先のことは前(未来)にあるイメージをしていたのに、まさか自分の後ろ(過去)にヒントがあったとは。学校で教えて欲しかった。
※長くなるので、第1回〜3回の詳細は各回のレポートを参照(一番下にリンク有)

「めちゃくちゃ受け取ってるやん」

次に、2回目に書いた「パーソナルキャンバス」の内容を改めてシェア。
時間を空けて見返してみると、もっと深いところに問題意識があることに気付けた、仕事ではなく家庭バージョンで書いても良かったかも、などなど1枚の紙からもそれぞれに広がりが生まれていた。
私もときどき隙間時間を見つけてはこのシートを睨みつけていた。出来れば睨みつけたくはないのだけれど、「リソース」「セグメント」「チャネル」など馴染みのない横文字の意味を変換していると自然と眉間にシワが寄る。
それでも不思議とスラスラ埋まる項目と、なかなかピンと来ない項目があるので、自分の足りている/足りていない部分が一目瞭然だった。「与える価値」はもっとバシッと伝わる言葉に出来るはず!だとか、「主要なパートナー」が偏っててなんだか寂しいぞ!だとかセルフツッコミを入れる。

中でも一番の気付きは「報酬」。お金以外にもめちゃくちゃ受け取ってるやん、ということ。
相手に喜んでもらえて自分も喜びをもらって、少なからず世にプラスの影響を与えて、スキルアップできて、信頼と実績は次につながる営業力にもなって、その上お金もいただけるなんて良いんですか?という気持ちにすらなってくる。
もちろん生活のためにはお金も必要なので、大事なのはお金じゃないよねという方向ではなくて、お金も報酬の内の一つで目に見えない価値と横並びなんだという意識に変わった。
逆に今まで働くこと=お金を稼ぐことと当たり前のように変換していたから、家事やその他の活動に価値を見出せていなかったのか。
これはすごい発見だった。正確には客観的にあれもそれも報酬だよと言ってもらえたことが良かった。学校で教えて欲しかった。(2回目)

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自分の気持ちに対する自信が垣間見えた

そしていよいよ最終章。はたして自分の軸は見えてきたのか!?
講座に申し込んだ当時は、じぶん軸=働き方のことだと解釈していたけれど、自分の軸とはもっと深い部分で自分の背骨になっているものだった。
どうやら、自分の軸は元々ちゃんと存在していたらしい。なぜ自分のことなのに「らしい」なのか。それは今まで自分の想いに対する理解は、ぼんやりふんわり自分の頭の中だけでぐるぐる回遊していただけだったから。自分自分って何回言うんだ。それくらい自分と向き合った講座だった。

おかげで、とてもシンプルだけれど、自分自身の「心の余裕(余白)」をまず大事にしたいのだという軸がくっきりと浮かび上がってきた。

余白がある▷家族に優しく楽しく生活できる▷インプットとアウトプットのバランスが取れる▷自分の強みを最大限活かせる▷周りの人の手助けに繋げていける▷みんなハッピーになる、はず。というのが今現在の仮説。

実際この1ヶ月の間に、これまで詰め込みすぎていたお仕事の量を少しセーブして様子を見ているが、なかなか良い感じなのではなかろうか。
他の皆さんの軸も、人それぞれ全然違ったけれど、第1回で不安や悩みを口にしていた時とは明らかに違う、自分の気持ちに対する自信や、ポジティブに前に進もうとする姿勢が垣間見えた。

「仕事か家庭、どちらかを選ばなければ」といった切迫さは消えていて、それぞれが今の自分にとってベストなバランスを探ろうとしている様子が印象的だった。

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焦らず、少しずつ

最後に、12月の発表会までの「約1ヶ月で実行できる、今後に向けた具体的なアクション」を5分で考えて発表した。これまで遠慮がちだった手がどんどん挙がる。
私はまず余白をキープするために、週に1本は映画を観るか1冊本を読める生活を維持したい。それから、自分が得意なことを知ってもらうためのリーフレットを作る。さらに、身近なところで困っているコト・やりたいコトがある方の手助けが出来るよう、相談会などのイベントをやる。

と発表したが・・我ながらさっそく詰め込みすぎている。また自然と余白のないコースに入っていこうとしていて恐ろしい。人間の習慣はそんなに簡単には変わらないんだなという事を痛感する。

これから少しずつ、何度も自分に言い聞かせながら軌道修正していこう。
物語で言ったらまだ第3章に入ったあたりだし。
焦らず少しずつやっていけたらいいや。

一緒に考え、それぞれに発見して、次の一歩を踏み出そうとしている皆さんに1ヶ月後、会えるのをとても楽しみにしている。その先もどんな風に変わっていくのか。きっと未来は明るい。
わたしのパワーとあなたのパワーを持ち寄って楽しく進んでいきましょう。

writer & illustrator たかまつかなえ

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▼受講生の鈴木智子さんによる第3回のレポート

▼受講生の栗林梨紗さんによる第2回のレポート


▼第1回のレポート


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