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【2019年度開催】じぶんはたらき方講座「テレワークスキルアップ講座・マイプロジェクト講座A・B」成果報告会

わたし:2012年結婚して佐久へ。結婚6年目の2017年に妊娠。つわりでパート(ライター業)を退職。2018年2月出産。専業主婦。
息子(1歳8か月):母と離れて長時間過ごしたことがほとんどない。少しずつ慣れてきた講座の託児だったが、前回のフォローアップで泣きっぱなしのふりだしに戻る。本日最終日、いかに。

こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。

わたしも息子も頑張る日

12月5日に佐久情報センターで行われた「じぶんはたらき方講座」は、ついに最終日。3つのコースの参加者が一堂に会して、成果報告会を行った。

息子の託児は、回を重ねるごとに少しずつ慣れてきたかな、という感覚があったのに、前回はふりだしに戻ったかのように泣き続けていた。

託児室に入るなり、私のうしろに隠れて大泣き。あらら。彼の好きなミニオンズのおもちゃを見せると、少しだけ落ち着いた様子で、とぼとぼと窓のほうへ向かって歩き出した。心許なさそうに外の車を見ている。「今日で講座はおしまいだよ。一緒に頑張ろうね。終わったらいっぱい遊ぼうね」と背中をさすって励ました。「じゃあお母ちゃん行ってくる」と言うと、表情がふにゃあと崩れて泣き出してしまった。じっと堪えていたのかな。でも行かなきゃ。スタッフの方に「行ってきな!」と背中を押されて会場に向かう。

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全員が集うのは説明会の時以来でした。

始まる前からすっきりしていた

会場に入ると、始まる前だというのに、なんだかみんなすっきりしたような顔をしていた。1人3分の発表を控えて緊張はしていたけれど。講座が始まった頃の、漠然とした不安とか焦りのような、もやもや、ピリピリした空気はそこになかった。

約3か月間の講座では、ワークショップを通して、自分の経験やあらゆる感情に向き合い、大切にしたい軸に気付かされた。そこで得たことが、ここにいる全員の共通言語のようになって、人と比べることなく、だれかのやりたいことを素直に応援できる気持ちが整っているような気がした。

やりたいことを話せている自分

わたしは、これからもライターとしてはたらきたい、という発表をした。
暮らしている人がもっと地元を好きになって、愛着をもつことでさらに暮らしやすくなる、そういう循環を生むような情報を届けたい。
また、移住者や、子育て中の女性など、孤立しがちなひとたちのところに、必要としている情報がなかなか届かない状況をもどかしく思う。支えたいと思って、活動・発信している人はたくさんいるのに、情報は宙に浮いたまま届かない状況をわたしは変えたい。

発表が終わって、ふと妊娠前の自分を思い出した。あの頃、たくさんの人を取材して、その熱い思いに触れるたびに「こんなに話したいことがあっていいなあ」と思っていた。自分にはやりたいことや夢がないから、思いを話す側の人間には一生なれないのだと思っていた。

だから、自分がやりたいことを話している、ということが、とてもうれしい。

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3分を10秒くらいオーバーしてしまいました。だけど、誰かに伝えるのはうきうきします。

わたしたちの卒業証書

グラレコを担当していた江村さんが、たった3分の発表時間で、ひとりひとりの発表をまとめたポストカードを描いてくれた。これは、わたしたちの卒業証書。

それぞれが描く次の一歩は、当たり前だけど、みんな違う内容だった。子育て期の母として似たような悩みから生まれたものだったとしても、目指したい形には個性がちゃんとある。自分の思いは、誰とも競合しない。ちょっと自信を持ってもいいのかも、と思えた。

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江村さんからもらったポストカード。これを見て、励みにしています。

息子を迎えに行くと、とことこと駆けてきた。講座が始まるとあっという間に泣き止んで、部屋中を元気に走り回っていたらしい。
託児スタッフの方々は、いつでも母たちの講座を応援してくれた。自分に集中する時間が作れたのは、この環境があったから。

これで、2019年度の「じぶんはたらき方講座」は終了。達成感というよりは、やっとスタートに立てた清々しさのような。自分や仲間たちのこれからが、楽しみだ。

本当に、ありがとうございました。

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今回のランチタイムは、特別版。marucafeさんのケータリングビュッフェ。なんとカラフルなバーニャカウダ。ビーツやにんじんのほくほくとした触感と甘みが身体にしみわたる。ほかにも、おいものグラタンやおにぎりなど、満腹満足のパーティーでした。

こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。

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