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【2019年度開催】じぶんはたらき方講座「テレワーク講座」第2回参加レポート

わたし:2012年結婚して佐久へ。結婚6年目の2017年に妊娠。つわりでパート(ライター業)を退職。2018年2月出産。専業主婦。
息子(1歳8か月):母と離れて長時間過ごしたことがほとんどない。説明会の託児は終始根性の号泣。マイプロ第1回、第2回では、少し慣れてきた様子が。

こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。

息子なりに理解している

2019年10月24日にコワーキングスペースiitocoで開催された「テレワークスキルアップ講座」は、通勤せずに自分で時間を確保しながら在宅などで仕事をする働き方(テレワーク)を考えているひと向けの講座。その働き方に自分なりの信念を持って一歩踏み出してもらうことを目指している。

第1回は、マイプロジェクト講座と同様、これまでのキャリアを振り返った。
第2回は、自分にとっての理想の仕事像とはなにか、自身の経験を棚卸ししながら探っていく。

託児も4回目。息子なりに、ここに来たら自分はちょっと頑張らなきゃいけない、ということをなんとなく理解してきているような気がする。別れ際は泣いていたけれど、説明会の時のような絶望ではなく、寂しさを訴えるような涙だったような。

みんなの頭の中を共有する

講座のはじめに、母・妻・主婦の肩書を脱いで、自分のことを考える時間にチェックインする。自己紹介を兼ねて、やってみたいことや、今気になっていることを話す。

子どもの遠足の弁当、子どもの歯医者、移住してきて初めて迎える冬、保険のはなし、勉強中の資格のこと、再開したいと思っている趣味のこと。

1人1分ほどの自己紹介だが、みんなの頭の中を共有するのはとても面白かった。この人たち、もっといろいろおもしろい能力を隠し持っているに違いない。

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参加者も主催者も、ひとりずつ自己紹介。バラエティ豊か。


軌道修正のポイントをおさえる

これからどうしよう、と迷っている今こそ、キャリアを軌道修正するタイミング。これまでだって、ちゃんと、それなりに仕事をこなしてきた。でも、どこを変えれば、自分にとってもっと心地よい働き方になるのか?というのをピンポイントではっきりさせる。そのガイドとなるのがパーソナルキャンバスだ。

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個人ワーク中。たまたまショートカットの女性が集まりました。

自分の価値に変えてみる

昔から、履歴書の「特技」の欄が苦手だった。どのレベルに達していれば特技と言えるのだろう。人並のことしかできないし、たいしたことないな、と思われるのも嫌だし、などと考えているうちに、自分の売りや強みを発信することを、なんとなく躊躇してしまう

パーソナルキャンバスでは、自分の性格がこんなふうに役立った、そういう経験からも自分の強みを探る。すると思い当たることが3つあった。

1つめ。私はよく道を聞かれる。旅先でも、外国人観光客からも、運転中にも、信号待ちをしていたらタクシー運転手に道を聞かれたことがある。話しかけやすいオーラがあるのだとしたら、ライターとして初対面の人と話すことが多い中で、相手の警戒心を和らげる一助になっていたと思う。

2つめ。わたしはオタク気質なので、気になった分野については、とことん詳しく知りたくなる。情報収集は苦じゃない。誰かの話を掘り下げて聞くのは得意だ。これも、取材をする場面ではプラスに働いた。

3つめ。わたしは動物や虫があまり得意ではないが、その代わり、人間の好き嫌いが少ない。誰とでも仲良くなるのは難しくても、フラットに接することはできる。

今になって思えば、履歴書の「特技」は「特殊な能力」でなくとも良かったのだろう。自分の行動にどうやって生かすか、ということが問われていたのかな、と思う。

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謙遜してしまいがちだけど、自分の強みを発信してみる。


息子の警戒心が解けている

息子を迎えに行くと、すやすやと眠っていた。終始根性で泣き続けた説明会を思うと、緊張が少しは和らぐようになったのかなと思う。預けたときも、私が見えなくなってしまえば泣き止んで、赤ちゃんと一緒に遊んでいたそうだ。

おいしいmarucafe弁当を半分こして、持参した息子の好物である柿を頬張りながら、ホッとした気持ちで講座を終えた。

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「荏胡麻味噌入りキノアおにぎり」は初めて食べる味で、まわりの人たちと感激を共有しながら味わった。私のお気に入りは、カップに入った「キノコと生姜の佃煮」。山椒のさわやかな風味が後を引く。


「マイプロジェクト講座」と「テレワークスキルアップ講座」

2つの講座に参加して、感じたこと。

「マイプロジェクト講座」は、「自分のまわりがこんな世界になったらいいな」という参加者の思いが重なって、お互いに背中を押しあえる場になっている。創業や起業を考えたことがなかった自分にとって、夢を夢と言える心地よさは新鮮だった。夢の形はぼんやりしていても、素直に口にしてよいものなんだなと思えるようになった。

「テレワークスキルアップ講座」は、それぞれが自分にとって心地よいはたらき方を見つけるために、自分の価値を認める難しさに向き合っている。フリーランスにしても、就職するにしても、自分の売りを理解することは、その軸になる。求人票の業務内容や給与をただ比較するだけではなく、自分の軸で仕事を選べるようになりたい。なれるだろうか。引き続き、頑張ってみる。

こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。

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