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野球において、挨拶から始まる選手の飛躍

こんにちは。Team TAIBO 広報Tです。
今回は、TAIBO登録チームの相南ミューミューさんに取材に伺いました。
テーマは、挨拶です。この日はオープン戦でしたが、相手チームも元気に挨拶をされる方々でした。野球選手は、行き詰まった時に、解決できる相談相手がいるかどうかで大きく未来が違ってきます。挨拶で人に好かれ、周囲の人が手を差し伸べてくれるような選手は、成長のチャンスが多くあるものです。野球で活躍すべく、挨拶の大切さについて、参考にされてみてはいかがでしょうか。

チーム名:相南ミューミュー
監督:加藤監督
活動歴:2年
所属:オープン戦メインで活動中

試合の様子

両チームとも、勝利に邁進するというよりは、野球を楽しむという雰囲気があった。その中にも、元気に挨拶をされ、他人の話をしっかりと聞く代表者のお二人に感銘を受けた。試合中にも関わらず、時間を割いてくれた相手チームの監督や、試合後に話す時間を作ると約束してくれた加藤監督が、人柄が野球人生を左右することを思い出させてくれた。

新人監督へのアドバイス

わざわざ挨拶に来てくれたり、近寄ってきてくれたりすると、どうしてもかわいがるというのは、人としては良くあることだと思う。年始に小学校6年生の子どもが、「明けましておめでとうございます。」と、わざわざ言いにきてくれた時、年齢は関係なく、できる限り早い年齢で、礼儀や挨拶を身に付けておいた方が、人生を得して生きていけるとふと感じた。この子は、将来、困った時は、きっと周りが助けてくれるだろうし、助言してくれると思う。

野球において、打撃で言えば、走り込み・バッティングセンター・素振りと、ひたすら数をこなして、打った数が多い程勝ちという考えの人は多い。感覚だけを大切にして、経験年数が多い方が野球が上手くなるという風潮がある。しかし、野球はそれだけではなく、経験が短くても上手くなれる。コツで何とかなるスポーツだからである。

タイミングさえ合うようになれば、バットという武器があるため、長年の経験者を結果で上回ることができるのだ。力不足は筋トレで補い、常にタイミングが合うように練習する。この最短距離の練習で、一気にレギュラーや3割打者も夢ではない。

このように、個別に指導してくれる人が、近くにいるかどうかで、将来は大きく変わる。いい指導者に恵まれたからプロ野球選手になれたと、ほとんどのプロ野球選手が言うくらい、指導者との出会いは大切だ。上手い選手はセンスが違うからというが、教えてもらって結果が出て、それをセンスの違いで片付けてしまうことも、野球の世界ではよくある。

人は相手に寄っていって、個別に挨拶をする。これは、子どもでも、ましてや大人でも、恥ずかしがってなかなかできないように思う。全体で挨拶したり、遠くから挨拶したりしがちだ。

情報が溢れている時代で、子どもたちは申し分なく幸せではあるが、その知識が自分には当てはまるのか、または、そこを直すよりも、違うところに欠点があるのかなど、個々の課題を見つけて、練習していく方がより最短に上手くなっていく。世の中に溢れている情報はあくまで一般論であり、自分に適する情報かどうかは、自分ではわからないものである。

他人から見れば、他に直すところがあったり、他に伸ばす長所があったりもする。人に可愛がられることは、野球界では、かなりの武器になる。自らの師匠を持つことが重要だ。なんとか自分だけで解決して、レギュラーになるんだと、自力でなんとかしようとする選手をよく見る。色んな選手をみてきて、野球で伸び悩んでいる選手にこのタイプが多い。

見て学ぶことには、限界がある。他人に意見を求めていくことで、今の自分を打破していくヒントがあるかもしれない。聞きに行くのは、一人でなくてもいい。自分に合うと思う人を見つけるまで、声を掛け続けてもいいと思う。アドバイスを受けて、良くなったとしても、そこで満足することなく、さらなる高みを目指して、助言を求めていく。それを、いかに続けていくかが野球選手として成長していくためのヒントのように思う。

ただ単に、教えてほしい、見て欲しいと言っても、相手に気に入られなければ教えてはくれない。いかに相手の話を素直に聞ける人であるか、そして、つたない言葉であっても、自分の疑問点をどんどん質問できるかどうかも鍵になる。教わったことを実践していくうちに、教わったことはすぐに離れていくため、できなかったことはすぐに質問するということの繰り返しでもある。このように、素直に聞く力、聞きに行ける力も大切だ。


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