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野球において、チームを一つにすることでチーム力は上がる

こんにちは。Team TAIBO 広報Tです。
今回は、草野球チームの豊田リバーさんへ取材に伺いました。
テーマは、チームを一つにすることです。控えの選手を出しながら、チーム力を上げていき、それによりチームの皆が勝利という同じ方向に目を向けていけるかが、チームには必要となります。その思いを汲み取りながら、選手を起用した例を見ました。参考にされてみてはいかがでしょうか。

チーム名:豊田リバー
監督:田中監督
活動歴:40年
実績:各種リーグ戦

活動の様子

①試合前日まで、9人揃わず、お願いして控え選手の2人に参加してもらった。

②その2人に失策や凡退があり、結果、逆転負けの要因であろうという雰囲気があった。

③試合前に予定を調整して来たレギュラー選手は出さず、最初は控え選手で試合を始めた。最初からレギュラー選手を起用していたら、勝っていた可能性もあるが、監督はお願いした選手の気持ち・普段はほとんど出れないこと考慮し、スタメンで起用した。

新監督へのアドバイス

チームを一つの方向に向かせることが、勝ち続けるためには必要だとつくづく思う。そのためには、控え選手も試合に出して、練習するモチベーションを持たせることが大切である。やはり、野球がしたくて活動に来ているのであって、決して裏方に回りたいわけではない。出してもらえないから、裏方に徹して、チームに貢献して、存在を残そうとしているだけである。

自分は試合に出なくてもいいよ、という言葉は、周りの自分に対する空気が言わせているのである。でも、今回の試合は、控え選手を出してしまったから、負けてしまったと言わざるをえない。序盤、相手投手を責め立てて4点を先制、もっと得点するチャンスはあったものの、そのあと試合終了まで1点のみしか得点できず、逆転で負けてしまった。

4点先制のあと、相手はエース投手にスイッチしたために、なかなか得点できなかったのもある。控え選手がフライを落とすことにより、2失点してしまったこと、チャンスの機会に控え選手に回ってきて、満塁の好機に凡退であった。途中で、選手交代したが、最初からレギュラー選手を出していたらどうか、と思ってしまう。

選手のモチベーションを上げる。人の気持ちを考えるということは、野球の監督には必要な要素である。この試合のメンバー構成には、裏事情があり、当初参加人数は7人で、試合を出来る状態ではなかった。この試合にお願いして参加してもらった選手が、普段は控えの2選手だった。

しかし、試合当日。普段レギュラーの選手が2人参加できるようになったが、お願いしてきてもらった2選手をスタメンに出した。レギュラー選手が最初から出たら、勝てる確率は上がっていたと思う。その点は、悔やまれる。ひょっとしたら、勝っていたかもしれない。でも、控え選手の気持ちが不機嫌になり、監督への信頼もなくなるかもしれない。目先の一勝よりも、人の気持ちに立って考えることの大切さを見た。

しかし、公式戦は勝ってこそ、次の試合に繋がるため、割り切ることも監督として必要だと思う。また、試合に出してやりたい気持ちが監督にあるなら、練習試合や勝ち負けが関係ないリーグ戦に出すという方法もある。公式戦で、ある程度、点差の開いた試合で使ったり、練習試合でスタメンで起用するなどをしたい。

少ない機会で結果を出さなければ、次は使わないというのではなく、起用することで、練習のモチベーションを上げ、個々のレベルアップにつなげ、チーム力を上げていきたい。代打で結果を出さなければ駄目というのは、厳しい面もあり、そんなことができるのであれば、控えにいないかもしれない。長い目で見てやることも必要だ。

急に来なくなったり、休みがちの選手は、野球へのモチベーションが下がっていることが多い。原因は、出場機会が恵まれないことも一因としてある。少しでも試合に出て、嬉しさや悔しさを感じさせることが、野球への情熱やチームへの愛情に繋がってくると思う。チームを一つの方向に向かせることが、勝ち続けるためには必要だとつくづく思う。


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