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野球における、他の選手を応援できる広い心の大切さ

こんにちは。Team TAIBO 広報Tです。
今回は、草野球チームのリザードさんに取材に伺いました。
テーマは、広い心です。野球では、打つ打たないで気分が大幅に違い、自分の調子が悪くても、人へ助言できる心の広さが、チームの勝敗の鍵を握ることもあります。紙一重の勝負で戦うチームなら、助言が悪いようになるかもしれないが、良くなることが多く、チームのために選手へ助言を送れるかが勝敗を左右することがあります。各選手がその広い心を持つ大切さについてこれからのチーム運営に、是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。

チーム名:リザード
監督:岡本監督
活動歴:20年
所属:八王子市軟式野球連盟所属

試合の様子

① 守備に就いている選手や打席に立つ選手に対する、励ましや助言が多かった。

② みなが一つ一つのプレーに集中している。ゆえに、プレーに対する声が即座に出る。

③ たとえ自分の調子が悪くても、チームが勝つためにアドバイスする選手が多々いる。

新人監督へのアドバイス

両チームの選手が、仲間を励ます声を出している。草野球には、マナーが一番求められる。何を相手チームに何を求めるかを聞いた時にまずよく言われるのは、マナーだ。勝ちたいがために、相手をやじってしまうことがある。当たり障りのない関係、良好な関係で終わらそうとするために、仲間に注意できず、あのチームとはやりたくないという評判になってしまう。

これは仕方がない部分で、まあ、草野球チームはたくさんある話ので、他のチームに試合をお願いすればいい。人生をかけてやっているわけではなく、開き直りが相手を罵倒することになってしまうのであろう。遠慮していたら、何も言えない。それぞれの考えもあるし、ストレス発散で野球をしに来ているのなら、多少の失言も構わないように思う。

一方で、純粋な応援が心からできるかどうか、人間の心の広さが見られる場面でもある。心の充実度、もっと言えば、人生の充実度が関係してくるように思う。純粋に、人を応援できるか。打席に立つ選手がいい結果を残すためにアドバイスを送れるか。守備に就く選手がエラーをしないように、状況に応じて、助言を出せることができるか。

野球選手は、心の切り替えが難しい。打つか打たないかで人生が終わったかのように落ち込んでしまう。打った時には態度には出さずとも、顔はニヤつき、心は大喜びである。野球は守備が大切なのに、守備よりも打撃の結果のみを基準にスタメンを決められる時がある。余裕のレギュラーでない限り、ノーヒットで終わった次の試合までは、試合に出られるかどうか不安で仕方がない。

例えば、打撃の結果が悪い時に、純粋に人を応援できるかといえば、なかなかきついものがある。しかも、応援するチームメイトはライバルである。そのライバルが結果を残せば、自分は試合に出られないのである。野球だけに命をかけたり、野球しかない人間は、応援ができないように思う。そのようなチームはそれなりに、競い合ってチーム力を上げていって、個々の圧倒的な力により、相手を圧倒していく。ただ、個々の力がないチームは、チーム力でお互いを励まし、助け合って強くなるものである。

勝負は紙一重の勝負で、その助言で一点差で負けたり、勝ったりする。俺たちは野球だけじゃない、他にやることもある。試合に出られないからといって、人生が終わるわけではない。圧倒的な力で勝ち上がられるチームは非常に少ない。大半のチームがチーム全体で束になって戦うなら、みせかけでもアドバイスや声でチームメイトを励ます姿勢が大事なように思う。

心から応援するなら、心の充実だ。一人でもベンチで負けてもいいと思う選手がいれば、不思議と負ける。そのために、監督も野球において、必ず全選手を試合に使うなど、選手の心の充実を図っていきたい。


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