野球において、試合を想定したケースノックの必要性
こんにちは。Team TAIBO 広報Tです。
今回は、草野球チームの旭クラブさんに取材に伺いました。
テーマは、ケースノックです。野球はやはり守備が大切ですが、基礎的な守備練習と試合を想定した守備練習も必要に思います。今回は、具体的な失策をもとに、ケースノックの必要性について書いてみましたので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
チーム名:旭クラブ
監督:日野監督
活動歴:30年
所属:各種大会に参戦中
試合の様子
① 不意に飛んできた、投手へのフライを落球
② 平凡なショートゴロを急いで送球し、暴投
③ サードゴロ、ゲッツーのチャンスも、送球が二塁手の足元にいき、セカ ンドが捕球できず、オールセーフ
新人監督へのアドバイス
今日の試合は反省し、次に同じ失敗を繰り返さないようにするとして、こんなにもエラーをしていたら、勝ちは遠ざかっていくだろうなという試合内容であった。いくら点を取ったとしても、ザルのように失点をしていたら、勝ち続けることは難しい。
圧倒的に打てるチームならいいが、打線という線として、毎試合、機能し続けるチームでないと勝ち上がっていくことは困難である。大会では、対戦していくなかで、好投手に当たることはもちろんあり、チームとして不得意とする投手とも当たることもある。
そんな時は、大量点を望めないのだから、最少失点で守り、相手の失策などの隙をつきながら、得点をしていく方法が王道である。このような状況の中で、自分のチームまでエラーをしているようでは、勝ちは遠ざかっていく。年齢で落球しても仕方がないと割り切ることは、草野球では言い訳の一つとしてよくある。しかし、練習の時にそんなにもポロポロと落球している訳ではないように思う。逆に、もし、そうであるならば、いくら草野球といえど、試合自体成立しなくなり、茶番劇になってしまう。
捕球の準備さえできていれば、問題なく、捕ることはできる人が大半だと思う。そのための、ケースノックは大切だと思う。失策によって、6対3で負けたが、エラーを1つずつ分析していく。
まず、投手のフライの落球があった。投手は、投げることに精一杯で、打球が飛んでくることを予測しているのか疑問に思う。百球近く投げる中で、いつも捕球のことまでは考えられないと思う。だから、不意に飛んできた、ピッチャーフライをポロリと落としてしまったのかもしれない。そうであるならば、それを想定した、ノックをする機会を作ったり、捕ることだけに集中している内野手に任せたりすることも方法としてある。どちらが捕るかは、シートノックで確認しあうことで試合での失策を防げるであろう。
次に、びくついての悪送球。これも、ランナーを置くなど、どれくらい余裕を持って投げられるかを、ケースノックやシートバッティングなどで考えていくことも大切だと思う。いつも急いで投げる必要もなく、急ぐほど、悪送球になりやすい。急いで小手先で投げるほど、ボールの勢いがなく、送球もぶれやすいため、アウトにもなりにくくなる。
体を大きく使って、バランスよく投げると、強いボールが投げられ、アウトにもなりやすい。いろんな打球や捕った位置、走者の脚力など、様々な要素を加味しながら、送球の仕方を考えていくしかない。さらに、サードゴロのダブルプレーのチャンスでセカンドが送球を落とす。サードの送球の癖をノックで見破ることをできる。常に、正面に投げてくるわけではなく、これは、準備や経験が必要になってくる。
最後に、ランナー1.2塁で、サードゴロでベースを踏んだあとに、1塁に送球、アウトのタイミングも、1塁手は間に合わないと決め込んで、ベースから離れてキャッチした。ここでアウトにしていたら、2死2塁になっていたものの、1死1.2塁で再開し、そこから、3失点。視野を広く持つこと、ランナーが全力で走らないことがあること、周りからの声掛けなどで、アウトにできたプレーであった。
この試合は、練習からの意識で無くせるミスであった。かなり勿体なかったので、練習の内容を変えてケースノックを取り入れれば、次は勝てそうな気がする。
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