野球における監督の資格とは
こんにちは。Team TAIBO 広報Tです。
今回は、マルオカさんに取材に伺いました。
テーマは、監督の資格です。野球の監督は、周りの人からやってほしいと言われれば、やれる仕事です。しかし、監督の仕事は、チームをまとめていくことが一番の仕事であり、それを失敗すると、いくら上手い選手を集めようと、勝ちから見放されチームが崩壊しかねなません。
その大切さを監督がいかに早く気付くかは、チームがより良い方向にいくポイントでもあります。社長もされている、丸岡さんの手法を是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
チーム名:マルオカ
監督:丸岡監督
活動歴:3年
所属:リーグ戦に出場中
活動の様子
① 助っ人にきてくれた選手は、全員スタメンで出す。
② たわいもない話でも、一人一人、何回も声掛けしてコミュニケーションを 図っている。
③ 言葉には出さなくても、選手の気持ちを理解して、守備位置や交代のタイミングを計っている。
新人監督へのアドバイス
人の気持ちを理解したうえで、選手を扱っていくというのは監督にとっては必要な資質だと思う。そのためには、監督から積極的にコミュニケーションを取っていくことが何よりも重要だと思う。しかし、なかなかできる監督は少ない。主力への声掛けが集中し、その他の選手に気配りすることが疎かになってしまうことがある。主力選手に特化した練習で、他には目もくれない。極端ではなく、これはよくあるパターンである。
昭和のやり方というか、相手にしてほしかったら、練習して這い上がってこいという対応。うまくなる方法がわからず、結局、いくら練習しても上手くはなれず、冷たい待遇に耐え切れず、野球から離れてしまうケースもよくある。
みんな、野球が好きだから、その場に来ているのである。その選手たちの心を大切にする。自分のこどもが、そういう対応をされたらどう思うかと考えれば、一人一人を大切にする気持ちは生まれてくると思う。でも、この気持ちは、ベテラン監督にしか芽生えないのか、もっと若いうちに気づけたらチームは変わっていたのでは、と思うこともある。
過去にも書いたが、チームが勝つためにはチームのみんなが一つの方向を向くことが必要な時もある。みんなに応援されるチームは、実力よりも大きな力を発揮する。選手の後ろには、家族があり、その人たちに応援されるチームは、選手の数の数倍の力を発揮する。そうすると、選手に気持ちよくプレーをしてもらって、チームをよく思ってもらうにはどうすべきかどうかを考えていく。
1つ目は、選手とコミュニケーションを図っていくことである。選手は、意外と寂しがり屋である。話しかけられないと、監督不信になってしまう選手もいる。一方で、話しかけられるだけでテンションが上がって嬉しくなってしまう。野球選手は、意外と単純な生き物である。しかし、これだけでは、選手からの信頼は得られない。
守りたいところ、その選手に何を求めているか、良いところを評価するなど、突っ込んで話をする必要もある。特に、良いところを何点かピックアップして褒めることは、かなりの効果がある。自分の良いところを見てくれているという点は、選手にとっては最高に嬉しいものである。それくらい効果があるものである。以前、あるプロ野球の監督が、就任時に全選手の名前と特徴を把握してチームに入り、一気に信頼を得たという話があった。それだけでも、皆は頑張る気持ちになれるのである。そ気持ちが、控え選手や家族のチームへの応援団となるのである。
2つ目は、選手個々の気持ちになって起用することである。ずっと4番打者で起用し続ける、絶対に交代はさせない、と言葉で言わなくても、そうし続けてくれる監督に選手はどう思うか。選手にとっては、絶大な信頼を置くしかない。野球での選手起用を越えた、人間同士の信頼関係である。
一方で、強引に、説明もなく、選手交代させられるパターンがある。自分のミスで交代させられる状況ではなく、理由もわからず交代になるケースはよくあるが、これは現代では避けるべきである。一気に、人間不信になってしまう。他に出場させたい選手がいるという理由であっても、しっかりと説明することで、選手は安心できるものである。
監督は、選手にコミュニケーションを図っていき、選手起用に関しては、できる限り説明することが大切である。そうすることで、応援されるチームに変わっていき、勝てるチームになっていくと思う。
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