見出し画像

野球の神様はいるんだ

チームTAIBO 広報T です。
今回は、草野球チーム、テックマルタケさんに取材に伺いました。
テーマは、野球の神様です。どうしてもレギュラーばかり使ってしまい、控えはなかなか出れないというチームは多い。しかし、控えを少しでも出して、しかも、公式戦の緊迫した場面で出すことがどれだけ喜ばれるか。さらに、それが後々のチームのどういった後押しになるかについて書きましたので、今後の活動に参考にしてみてはいかがでしょうか。

チーム名:テックマルタケ
監督:吉岡監督
所属:各種大会に参戦中
実績:地区大会優勝

活動の様子

①いつも審判などチームのサポートに回っている選手に感謝するだけではなく、その選手をなんとか公式試合に使うように考えていた。

②今日は試合に出るぞ、と言われた選手は、試合前のウォーミングアップや試合途中の投球練習から張り切っていた。

③今日試合で使ってくれることを周りに声を弾ませて伝えていた。

新人監督への助言

やっぱりレギュラーを使っておけばよかった!控えを使ったから負けたんだと、土壇場に追い込まられた人は必ず後悔する。判断ミスだったか、何度も周りに確認する。そうじゃないと言って欲しいのか、自分では判断が間違いだったと思いつつも、否定してもらいたいのかもしれない。僕は、この判断は正解のように思う。

結果的に負ける確率を上げてしまっているように見えるし、その試合は負けるかもしれない。でも長期的に見れば、このようなチームが勝っていくように思う。やはり、チーム全員で戦っているチームは強い。できる限り、一人でも多くの選手のモチベーションを上げていく。その大切さをわかっている人が、選手を起用する権限を持っていると、そのチームは強くなっていく可能性があるように思う。

野球選手は、試合に出ることで何よりも気持ちが高ぶる。少しでも試合に使ってくれることで、次の練習への活力となる。当然、チームのサポートだけに専念している選手が退部してしまうケースがあり、退部をとどめる周りの言葉、労いの言葉が適宜あれば、また違った展開になったのではないかと思う。

サポートをしてくれる選手に労いの言葉を言う。さらに、出番はあるから準備しておけよと伝え、痺れた場面で少しでも使う。普段、審判要員としてみられていた選手が、いきなり公式戦の負けられない場面で起用されると、言葉に表せない、こんな場面で起用される自分は期待されているのか、と急に気持ちは高ぶる。

試合は、序盤に8点リードされながらも、後半にかけて10点を取って大逆転をした。このようなケースは、そのまま抑えのエースで逃げ切ろうとする人がほとんどだが、あえて控え投手が登板した。今まで登板を楽しみにしてきた選手を登板させ、無死1.2塁からスリーランホームランを打たれ、逆転負け。起用したのは、投手コーチ兼任の抑えの投手。負けた瞬間、俺が続投しておけばよかったと。普段はそんなことを口にしない選手だった。

その試合は負けたが、次以降の試合に2連勝で優勝。目の前の試合を勝つことも優先かもしれないが、いかにチームが一つになるかが勝利への鍵になる。負けても、最後は勝つ。チームが一つになりつづけることが、常勝軍団になる。

いつも陰ながらチームを支えてくれている選手になんとか試合に出してやりたい。今日、行けそうな時に使うから準備しておけよ、という声を掛けられただけで、明らかに気分が高揚している選手がいる。態度には見せないけど、気持ちは昂ぶっている選手もいる。

今日、出番があるかもしれないという声がけと、少しでも試合に出してくれた喜びは、その後に必ずチームの力になる。できる限り多くの人が応援してくれるチームは、それが選手の力に変わっていく。実際にこのチームは、皆が同じ方向を向き、勝てば優勝の試合で大逆転で勝ち優勝した。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?