見出し画像

大学野球で身に付ける、社会で必要なもの

こんにちは。Team TAIBO 広報Tです。
今回は、関甲新学生野球連盟所属の上武大学さんへ取材に伺いました。
テーマは、社会に必要なものです。社会では人間性が大切であり、礼儀や言動の振る舞いはその人を表し、それがその先の道へも左右することもある。社会で必要なものを大学野球で身に付けられることを再認識しましたので、参考にされてみてはいかがでしょうか。

チーム名:上武大学
監督:谷口監督
活動歴:20年
所属:関甲新学生野球連盟所属

活動の様子

① 年上の体験生にキャッチボールをして頂けますかと気を遣える現役大学生。

② 先輩に言いたいことをぐっと我慢する。

③ 初めての人でも積極的に話しかける。体験生が来れば、監督、主将、事務局長の3名ですぐに挨拶に行く。

新人監督へのアドバイス

大学野球はやっておいたほうがいいなと自分は思う。遊びたい、レベルが高い、高校野球で燃え尽きたなど、様々あれど、大学野球で学ぶことはあまりにも多い。もし、野球がやりたいけれど、レベルや上下関係で不安と思っているなら、やった方がいいと思う。

必ずしも、野球だけが人間関係を学ぶ場所というわけではない。アルバイトや様々な出会いで人間性を培う場面はあるようにも思う。もしどこもなさそうなら、大学野球はやったほうがいいと思う。社会に出てつくづく思うが、キレる、先輩への返事、考える力、コミュニケーションの仕方と高校野球では学べないものは大学野球にはある。

社会人での即戦力として、大学スポーツ界での経験は優遇される。能力の問題では学力が求められることもあるだろうが、社会では対人関係も大切であり、そこでどれくらい失礼のないように接することができるかどうか、それが、かわいがって貰え、色々と教えて貰える原動力にもなる。

大学を卒業し就職するなら、高校野球で培った対人のやりとりを、大学でさらに発展させていきたい。プロになるわけではない、ほとんどがプロにならず、会社員として羽ばたいていく。学年でプロになって、しかもスター選手としてある程度活躍する選手以外は、ほぼ社会に出ていく。技術ではなく、対人関係を学ぶことが大切だ。

キャッチボールをして頂けますか。の一言。体験の選手に対して発した言葉。ポケットに手を突っ込んで人の話を聞く、腕を組んで話を聞く、言われた通りのことをしない……まずは先輩に言われた通りにやる。先輩から学ぶことでもあり、社会人になった段階でそれができていることは、かなりのアドバンテージだと思う。どうしても、厳しさのあまりやめてしまったり、直すことが多くて、嫌になって自暴自棄になってしまったりと、つまづくことは十分考えられる。生まれ持った資質や育った家庭環境にもよるが、もし人間的に不安があるなら、大学野球をやって、修正していった方がいいように思う。

手をポケットに入れて話を聞く、キレる、腕組するなど、これは彼が特別なのかもしれない、ほんの例の話だが、自分で気づくか、注意されて直すか、指摘されて直さなければ、その立ち振る舞いだけで会社で不利な立ち位置に追いやられることもある。言動は、人を表すものであり、そこを直すことに注力することも大切のように感じた。

相手の気持ちを読む力など、大学で放浪しているとその辺の礼儀も忘れてしまい、簡単な返事は野球部として大きい声でできるが、相手の気持ちを汲み取ろうとする気持ちが欠けていると、言われても鈍い反応になりうる。使えないと思われてしまう。

様々な対人関係を学ぶ大学野球。色んな人は、大学野球で学んでよかったことは、会社に入って思うし、何が会社で必要かは、会社にはいってからわかるものである。そして後輩と関わった時に感じる、社会で直した方がいいところ。そこができているならば、有利であり、仕事の内容もそうだけど、人間性は会社でかなり求められる。自分自身のさらなる成長のために、是非、大学野球の世界に飛び込むのもいいように思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?