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草野球とチームワーク


こんにちは。Team TAIBO営業Tです。

今回は、オリオンズさんのもとへ取材に伺いました。テーマは、チームワークです。せっかく来ているのだから、試合には全員出すというモットーで試合をされています。それがもたらす、試合への影響を書きましたので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。

チーム名:オリオンズ
監督:山田コーチ
運営歴:2年
活動歴:グランドスラム、三ツ矢タイガーカップなど草野球のトップレベルの大会で活躍中

活動の様子

この日も、試合には全員出場し、試合の結果は、惜しくも接戦で敗戦。細かなミスはあったものの、皆、試合に出られたことで満足されている様子。お互いのミスは注意せず、楽しんでやるというのがモットー。東京の私立高校野球部の先輩後輩で構成されているチームであることから、野球スタイルは似ており、考え方のズレはさほどないとのこと。

せっかくの休日の楽しみや部費を支払って参加していることから活動中は気分良くいてもらいたいという気持ちが幹部にはある。だから、多少のミスがあっても、咎めることなく、全員出場を必須としている。また、トップレベルを目指していることから、平日の練習もしており、空き地を貸してもらって、練習をしている。

新人監督へのアドバイス

試合に出られなくなってチームを去る部員が多いというのは、野球チームのあるある。日本の野球チームの中には人数が溢れかえるくらい多いチームが存在する。代表的なのが、高校野球の名門校。部員の大半が試合に出場できないことが起こりうる。

アメリカでは、試合に出ずに帰ることはないらしく、部員が多いと、数チームに分けて、皆が出場できるように考える。試合に出ることこそが野球の醍醐味という考えがアメリカにはあるからだ。

試合展開によって、固定のメンバーで行かざるを得ないこともあるが、ここで、全員が出場することの、メリットとデメリットを述べていく。

まず、メリットとして、1つ目に、やはり野球は試合に出てこそ、面白い。出られるとわかれば、練習もするし、結果がでなければ、色々と考える。ああでもない、こうでもないと悩んでいる時間も幸せだったりする。

2つ目に、皆を試合に出すことによって、全員が1つにまとまって勝ちを手繰り寄せることもある。逆に、チームに1人でも負けてもいいと思う人がベンチにいると負けると言われる。皆が試合に出場することで、モチベーションが上がり、気持ちがまとまる。気持ちが試合へ入っていくには、試合に出ることが一番だと思う。そうでないと、同じテンションにもなりにくい。

次に、デメリットとして、やはり負ける確率が上がる可能性が出てくる。戦力にもよるが、トーナメントの1発勝負で、全員出場はリスクが伴う。ただ、1発勝負とは言っても、草野球は高校野球と違って同じメンバーで来年も大会はある。負けは許されるのである。

だから、メリットの方に注目してもいいと思う。メリットを無視して、勝ちに邁進したとしても、勝てる保証はない。むしろ、一人ひとりのモチベーションを大切にした方が、個々のレベルがあがりチーム力があがるかもしれない。そうなると、レギュラー選手が不在の時の代わりの選手が活躍して、勝つかもしれない。また、皆が出場することで、全員の気持ちが相手チームを圧倒する、見えない大きな力になる可能性もある。

様々なチーム方針はあるが、チームの作り方が色々とあることを再認識した。また、幹部、選手含め、平均年齢が20歳以下のチームでありながらも、選手のモチベーション、人の気持ちを大切にされていることに感銘を受けた。好きな野球を気持ちよく続けてもらうために、選手に満足してもらうために、選手の起用法にも心を配っており、監督の苦労も垣間見えた。


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