真昼のトドちゃん

ケアする人のケアを考える人。

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最近の記事

お肌に野蛮な毎日を送るあなたが信じても良いひとつのこと

こんばんは。 突然ですが、 毎日パックして下さい。 30枚650円とかセール価格でネットで買ってください。ひたすらそれを毎日洗顔後やらお風呂後に顔面に貼り付けてください。 それだけで私、数ヶ月で肌がめちゃくちゃ綺麗になりました。 何の広告でもないです。 毎日パックしなさいという 美女賢人たちのアドバイスは本当でした。 まず、パックなんてほとんどやったことがなかった お肌野蛮人の日常を羅列しますね。 (現在進行形) ・月に5-6回の夜勤 ・夜勤中も化粧落とさない ・

    • 星夜のおでん

      なんてことない1日だった 朝はいつものルーティーンを 逆にして、化粧をして身支度を整えてから パンを焼いて食べた いつもの順序をたまに少し変えることが 何か良いことを呼んだり 悪いことを避けたりするような気がして ジンクスのように 昔から信じている まったく根拠はない それから 日曜だけれど仕事に行って 検温やら記録やら報告ごとを細々して 同僚とラーメンの話をたくさんして 安住さんの日曜天国を 聴きながら帰宅する 義母の家に子どもを迎えに行く 車から降りると 星空に圧倒さ

      • 姉弟は海に向かう(道中だけで楽しいのが旅行)

        鬱で休職中の弟が遠方から 会いに来てくれることになった。 どうせなら、ゆっくり自然に囲まれる場所に連れて行ってやろうと思った。 私『行くなら海と山どっちがいい?』 弟『え?俺殺されるん?』 私たちは冗談が大好きな兄弟である。 しばらくして弟から 『大洗っていう海近い、、、?』と またLINEが来る。 『近い。何度も行ってる。』 このあと弟から狂喜乱舞の電話が入る。 どうやら大好きなアニメの聖地らしい。 そして半日後に弟は我が家に到着する。 久しぶりの長旅に疲れ

        • 姉は悪ガキと鬱を蹴散らす

          去年の年末に帰省した時、 同じく遠方から帰省していた弟と 毎日夜中まで一緒に深酒していたのだが 連日昼になっても全く起きて来ず、 『いい歳してだらしないなあ〜。 正月やからって寝過ぎちゃうか〜』 と部屋に入った。 『おーい。昼飯あんで。』 『身体動かへんねん。』 『二日酔い?』 『いや、前から。医者行って薬飲んでるけど治らん。』 久しぶりに経験のある動悸がする。 胸がキューっと狭くなる感覚。 この覚えのある感覚は昔からだ。 弟は小さい頃から身体が大きくて目立

          しっぷなケア

          33歳。 まだまだ初めてなことがたくさんある。 今朝私は初めて 『湿布』を貼った。 子どもの時から全く変わらない寝相で 自由に大胆に寝る私は 数年に一度生活に支障をきたすレベルの いわゆる『寝違い』を起こす。 明け方に首の痛みで悲鳴を上げ、 のたうちまわることもできず、 誰にも気付かれないくらいの動作で ゆっくりゆっくり時間をかけて起き上がった。 痛み止めを飲めど、全く効果はない。 職場に休みの連絡を入れようか 何度か迷ったらものの 『普段真面目なのに、たかが寝違いで

          目の前の景色を喜ぶ

          フルタイムの仕事 育児 家事 有意義な休日 を当たり前のように こなしてみると、 全然当たり前にこなせないことが 家族というチーム運営に携わる皆様なら ご理解いただけると思う。  これ全部やってこそ親なのだと 大人なのだと思っていた。 そのくせ 独身時代には 仕事 家事 有意義な休日を 全てこなすなんてそもそも 無理だと割り切って ほとんど頑張ろうともせず 仕事に80%くらい力を入れるなら 家事も休日も2%くらいの 頑張りしか出せなかった (あとの18%は昼寝かスマホいじり

          目の前の景色を喜ぶ

          60歳の母親と人生で初めてレコード屋に行った話

          夏のボーナスを何に使おうかと考えて ずっと頭の片隅で欲しいと考えていた レコードプレーヤーを買った。 レコードに関しては全くの無知なのだが、 アナログなものや古道具好きの私はきっと ハマるに違いないと手を出してみた。  筋金入りのレコード好きの知り合いに レコードを初めたいと話してみたら オタクスピリッツをかなり強火で 着火させてしまった。 脳が焦げ付くほどの知識を講義され、 白目を剥いてしまったのがバレてしまい、 最終的に紹介してくれたプレーヤーが それだった。 入

          60歳の母親と人生で初めてレコード屋に行った話

          調子が悪い私のカルテ

          ⬜︎ 寝起きがスッキリしない ⬜︎ 食べたいものはないが、ジャンクフードにばかり手を出す。 ⬜︎ 夫と喧嘩が増える ⬜︎ 友達からのLINE返信が気になる ⬜︎ やりたいことより、やらなければいけないことで頭がいっぱい ⬜︎ 通勤中聴いてる音楽が自分と全くシンクロしない ⬜︎ 職場や周囲の人が敵に感じる ⬜︎ というか、みんな嫌い ⬜︎ そして私も嫌われているだろう ⬜︎ どんな人の言葉や態度にもトゲを感じる ⬜︎ メイクもヘアセットもどう頑張っても50点 ⬜︎ 空いた時間は

          調子が悪い私のカルテ

          ミーツ・ザ・ワールド

          自分の人生がおかしな、そして幸せな方向に 曲がったのは高校生になったばかりのあの春だ。 誰も知らないクラスメイトばかりの教室で、 自分の席の前は 既に髪が茶色くて香水が匂う男子がいた。 世の中に香水を付ける男子がいるのかと 初めて知った。 同い年にして、香りを自分に纏わせるなんて 8×4かシーブリーズくらいしか知らない私にとって その香水の匂いは激烈だった。 母親が作ったご飯を喜んでむしゃむしゃ食べる自分とは見ている世界がもう何ステージも違う。 うわ!こいつまさかピアスまで

          ミーツ・ザ・ワールド

          自分も1番!

          いつものごとく図書館を徘徊していると出会った。 『いらねえけどありがとう』でお馴染みの村井理子さんによる『はやく1人になりたい!』という一冊だ。 まさに昨日は夫と夫婦喧嘩して、独身時代を恋しく思っていた頃である。ベストタイミングでこの本を見つけることができたと思う。 はやく1人になりたい!と心から叫びをあげたくなる日々を過ごす私に、子どもも大事やけどあんたのことも1番大事やねんでと、強く何度も伝えてくれた。 育児中において自分を大切にすることが何よりも必要なことだとは

          先が見えた33歳

          あけましておめでとうございます。 先日、友人と数年ぶりに地元のファミレスで再会した。 ズブズブに大人になった私たちは、何度もワイングラスを乾杯して息継ぎも忘れて喋り続けた。 酔っ払っていたくせに、心の奥底の本当の不安がどんどん口から出てきた。 『先が見えてしまった...もうこれ以上何もしない限り人生が大きく変わることも好転することもない。』 初めて人に話した。 ずっとここ最近思っていたことだ。 20代の私は結婚も出産もしておらず、そのとき勤めていた職場をずっと続けて

          妊娠や出産が100%幸せな出来事ではないという事に留まらず、母親でいること自体が大きな苦しみを伴うものだと叫べる時代になってきて、それを共有することができて、それだけで楽になれる。

          妊娠や出産が100%幸せな出来事ではないという事に留まらず、母親でいること自体が大きな苦しみを伴うものだと叫べる時代になってきて、それを共有することができて、それだけで楽になれる。

          しかり

          好きなものを好きなだけ食べ  好きな服を着て 好きなテレビを観て 好きな時間に寝て 好きな人とだけ話して それでやっと自分を維持できているというのに (与えられた仕事をして誰にも迷惑をかけなくても) あなたには怠け者でわがままな人にしか 見えないんでしょうな 逆もしかり。

          『死にたい』を否定することはその人の『生きたい』も否定することになるって知ってほしい。

          私たち看護師は、 学生時代からあらゆる場面で患者さんの想いを否定せずに一旦受け入れる『傾聴』という看護を理論から実践までバンバン背中に叩き込まれて現場に送り込まれるから、 とりあえず患者さんが色んなネガティブなことも矛盾したことも色々言ってくるけど、まず聞こうよ!!!まずその想いを受け取ろうよ!!!その気持ちをジャッジせずに共有しようよ!!!アドバイスとか励ましとかは一旦引っ込ませとけ!!っていう、スタンスが良しとされるんだわな。多分。 それはもう学生の頃からオーケーオー

          『死にたい』を否定することはその人の『生きたい』も否定することになるって知ってほしい。

          もうすぐ夜明け

          妊娠期間から今日まで 集中力がなくなって眠気が強くなったりするところから始まり、寝るまでほとんど座ることすらできないような日常に負けて負けて 仕事以外の自分のできること、やりたいことを 諦めようとして、 でもこれは性分なのか 打ち込めるものがないことがストレスだった 育児やら本業の仕事に専念して 打ち込むのが1番生産的かもしれないのに それ以外の自分を語れる何かが欲しかった 年齢と 看護師と 妻だったり母だったりすることだけじゃない 自分を持ちたかった 昔から 手紙や

          爽やかな夏日/口だけ/そしてコロナ

          いつものように仕事が始まる30分前の どうにも逃げ出したいような重だるい気持ちで 出勤した本日。 いつものように階段を駆け上がって入った 病棟の角に、普段見たことがない囲いがされている。 いつか研修でやったあの格好をした看護師が部屋に入っていくところだ。 『あー、そうか。まじか。』 全てを悟る。 そして目の前には全てを悟って唖然とする 先輩が数名立っていて、目が合う。 『出ちゃいました??』 『出たみたいだね。あははは。』 『あははははは。』 何の嘘もない裏も

          爽やかな夏日/口だけ/そしてコロナ