「ひとり踊りのレッスン(Ordinary Dance) 」のステイトメント
3月末から、私は家から出る必要がない生活を送っていました。それは幸運なことでもありました。ひとり家に籠る義務はないけれど、そうできてしまうからそうしていました。でも同時に、心身かき乱されるような状況から自分を守ろうとしているからなのか、日々を健全な生活という箱に詰めて、忘れ去っている感じもしていました。気がつけば私がひとり閉じこもっている部屋は、(トイレとキッチンとベッド以外は)自分の箱で埋め尽くされていて、すごく息苦しくなっているのかもしれない。
そんな未来がぼんやりと