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兄の受験を傍で観察する弟 # 母親目線で語る高専入試

手本とならずとも受験の大変さを示した?

長男の太知と次男の葉介は2学年違い。
太知が受験生のとき、葉介は中1です。

太知は塾へ行くわけでもなく、あまり受験生らしい生活の変化はありませんでしたが、太知の姿を見て葉介なりに思うところがあったのでしょう。
「受験生は大変だねえ」「オレは商業高校へ行く」と。
その心は、「受験は楽してなんぼ」か?

葉介には、太知が高専の推薦で不合格だったのは評定が低いことが一番の要因であることを説明し、今のうちから頑張れば楽に合格できると伝えましたが、スルーされました。

次男の受験はこのときに始まっていた?

このとき、もう少し強めに諭せば葉介の受験に苦労はすることはなかったはずです。
でも、太知がどうなるかわからない状況で、葉介の受験にまで想像力を働かせることができませんでした。
2年後には次男の受験が必ずやってくるとわかっていたのに。

実は私立の2校だけでしたが、夏の学校見学へ葉介も連れて行きました。
早めに、受験という一大事に触れておいたほうがいいだろうと思ったからです。
この判断はなかなかだったと自分を褒めたくなりますが、私も葉介もまだ先のこととお気楽に考えていたため、役立つには至りませんでした。
せっかくの機会を無駄にしてしまったと悔やまれます。

兄の受験に協力?

とにかく、太知の受験が終わるまでの葉介は淡々と過ごしていました。
いつもならば歌って踊って気ままに過ごすのが葉介のスタイルでしたが、この時期は本当におとなしかったです。
受験生である兄貴の様子を窺い、静かにしていることで陰ながら協力をしてくれたということなのでしょう。
願わくは兄貴の背中を見つつ、「オレは焦ることがないように今から備えておこう」と学んでくれることでしたが、そう上手くはいきませんでした。

子育ての終わりが待ち遠しいと感じつつ、継続中であることが日々の励みになっていることもまた事実。現在の心境は言葉を尽くしても語りきれずに、今日も綴ります。