見出し画像

2023 3月㉒:友達の窮地

高専に入り、太知にも友達と呼べる存在ができました。
太知自身が友達認定している数は不明ですが、私が名前を把握している人数は片手で足ります。

先日、その大事な友達の中のひとりであるHさんと一緒にイベントへ出掛けました。
その際、Hさんの留年が確定したことを聞かされたそうです。
Hさんはお料理男子で、とてもやさしい雰囲気の子。

Hさんが留年のことを打ち明けたのは太知が初めてで、親にも報告できていないというのです。

言い辛いのはわかるけど、まず親に報告しなきゃ
それは保護されている者の務めだし
そんな大事なことを打ち明けてもらえないなんて、同じ親として胸が痛い
それで、太知はHさんに何ていったの?
「なんにも」
えええ~!?

Hさんは留年ではなく、自主退学へ気持ちが動いているようです。
お金をためて、それからどこかの専門学校へ行くつもりと。
いやいやいや~、それって前向きと違うんじゃない?
太知達は現在3年生。
この時点で留年を避けて退学するということは、最終学歴が中卒になる可能性あり。
自棄なのか自信喪失なのかはわかりませんが考えてほしい。
やめるの反対。
留年だって悪くない。
だって高専だもの。

電話して、ちょっと話したほうがいいよ
ひとりで落ち込んでるよ、たぶん
親には速攻で話すように言って
太知が同じ状況になったとき、親以外の誰かと話したくなると思うよ
「うん」

2日ほど間を置き、やっとHさんへ電話をした太知。
Hさん曰はく、両親に話だけはしたそうです。

それにしても友達の一大事なのに、太知がまったく動じない姿に違和感があります。
親世代には理解できない気遣いのカタチというものがあるのでしょうか。
もちろん、太知に何ができるわけでもなし。
決めるのはHさん自身、そしてHさんのご両親。
それでも、もう少し友達を思いやるわかりやすい言動ができないものかともどかしく、また不安になります。

やっぱり友達との距離を縮めるのが苦手?
もやもやし、ものすごく心配になりました。

子育ての終わりが待ち遠しいと感じつつ、継続中であることが日々の励みになっていることもまた事実。現在の心境は言葉を尽くしても語りきれずに、今日も綴ります。