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シドニーの週末MTBライド

伊豆でのツアーガイド業を店じまいし、再度会社員に復帰しました。正直後先考えるのが苦手なタイプですが、働き者ではあり、たぶん、
生きてる限り、何かしら仕事はしてる。
と思います。ええ。
でも、ずーっと健康かどうかはわからないし、それなりに備えは必要だと。改めて思わざるを得ない状況に。
実は数ヶ月前重度の貧血が判明。
どおりで、すぐ息上がるし、肌が異常に荒れるし、爪がボロボロだし、やる気でない。
…今その原因の治療と共に鉄剤接種を続けています。

そんななか、新型コロナの渡航規制が各国緩やかになり、出張でシドニー経由のシンガポールへ。
マウンテンバイク旅第一弾は、出張中の週末旅です。

シドニーで週末を過ごす機会。さあ何をしようかな。と考えたとき、体調も大分良くなってる実感があったので、やっぱりマウンテンバイクに乗りたいな。とレンタルを検索する。
オーストラリアは以前ケアンズやキャンベラに行ったことがあって、マウンテンバイク含めスポーツとしての自転車は認知度が日本より格段高い。のだけど、それでもシドニー近郊で気軽にオフロードを走るためのバイクを貸し出してくれるところは、そう多くはない。でもブルーマウンテンなどのメッカ行くほどの時間の余裕はなく、いい落とし所はないかな。と。このサイトを発見、近く(Hornby)まで電車で行くので貸してくれないだろうか。
とメール。

3月、シドニー近郊は異常気象で雨が続きパークは軒並みクローズだけど、来るなら貸せる。とのこと。
オンロードでも絶対楽しいからいくよ!の二つ返事で日曜日に予約確定。
シドニーのセントラル近くのホテルだったので、駅まで徒歩。電車に乗るとき、おばあちゃんに中国語で何やら話しかけられたけど、全くわからず。なんとなく、この電車の行き先を確かめたいのかな。と思ったので、私はホーンズビーに行くの。って英語で答えてみる。


電車はオリンピックパークなどの郊外を抜けて、北へ一時間。

貸主さんは、個人でバイクを組むのが趣味のプログラマ。パーク閉まってるし、楽しめるかわからないから、とりあえず乗ってみて借りるか決めて。なんて、柔軟。

ただ走るだけで絶対楽しいし。
https://www.trailforks.com みながら行ってくる〜。

というわけで、出発。
適度に登ってFire Trackを走れそうなところに向かってみる。住宅地のすぐ裏手。という感じで、道路を登り、トレイルにイン。
ユーカリの匂いがフワッとして、もうそれだけで満足。

ゆっくりと、無理せず、道を確かめながら走る。
時々激坂な登り返しも待ってたけど、マイペースで、時には押し歩いて。
午前の部を終えたら、近くのカフェでパスタランチ。前日シドニー市内で食べたシュリンプパスタが忘れられない美味しさで、ここでも似たものを頼む。味付けやハーブが全然違うけど、また美味しい。オーストラリアは素材勝負な料理を選ぶと当たりが多いかも。

価格もそれなりに高いけど、その価値あり。
午後は町の東側のトレイルへ。そこは、ちょっと高台にあるパークに通じていて、到着したら、キッズがジャンプ練習中。年長さんがディグもしながら、面倒を見ている。住宅地からもすぐなんだけど

眼下には一面森が広がり、解放感抜群。


日本でいったら、ドライな赤土の王滝を走って、パークに行ける。そんな融合。『マウンテンバイクが根付いてる文化』を感じる。
と、ずっーとスマホの地図頼りだったので、電池が…。で帰り道がわからなくなると困るのでレンタルの場所に向かう。
電池ぎりぎりで貸主にSMSを送り、少し迷ったけど無事帰還。
私がいったルートはパーク系な楽しみ方をする人には未踏で、レンタル主も行ったことがなく、今度行ってみるとのこと。

住んでる人には普通の景色かも知れないけど、わたしにはエキサイティングだったよ〜。バイク汚れちゃったけどありがとう!


と話をして、さようなら。またね!

帰りの電車は、突然ライドができた満足感でいっぱい。ホテルに戻ってからも、またシドニーにくる機会があったら、もっといろんなとこ行きたいな。と地図を見ながら脳内探索を繰り広げていました。
作られたトレイルも楽しいし、向上心をそそるけど、フィジカルが落ちまくっててもサイクリングとして、山を走る楽しみ。そしてまたこれから、元気になっていっぱい走りたい。そう思えたシドニー週末ライドでした。

ちなみに、シドニーにきて、この町を突然訪れる人はそうそういないようで、同僚に話したら、え?なぜ、Hornsby?という反応。サイクリングやマウンテンバイクに主点をおくと、観光ではいかない、でも地元の人が楽しむ場所へと自然に足を運ぶことができる。
自転車は海外でも、日本でも知らない、良いところに行ける、知れる道具でもあると改めて思います。

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