「すばらしい新世界」
〜液体に浸かった赤ちゃんが人工的な瓶の中から「生まれる」。
それが人間の誕生。
生まれる前からすでに階級に分けられており、外の世界に出たその瞬間から決められた階級に見合った能力と思考を植え付けられる。
一生疑問に思うことも無いよう寝ている間にも睡眠教育を徹底。
それぞれの人が階級に沿った役割を果たすことで"完璧な社会"が成り立ち、みんな満足な暮らしをしている。〜
Aldous Huxley(オルダス・ハクスリー)の"Brave New World"(すばらしい新世界)という本を引っ張り出してきて読み返しました。
このSF小説のシナリオに現実が近づいているのでしょうか?
この小説の理想の世界像を描いて計画実行している人間や組織が実は世界を動かしていて、私たちはずっとずっと操られているのでしょうか?
個人的にはジョージ・オーウェルの"1984"よりも"Brave New World"の方が向かっている方向は近いのかな〜と思ってしまいました。
この「すばらしい新世界」の中で人々は満足な暮らしをしているという点が1984と違うところです。「すばらしい新世界」にはソーマという副作用のないドラッグにより快楽を手に入れることができます。感情も全て「教育」されている上に、不調が起きても特効薬がある完璧な設計をされた世界。
もしも読んだことがある方がいたら、不思議な物語?理想の世界?どのように感じられましたか?
まだ読んだことが無いけれど、ディストピア小説や優生学や世界支配などに興味がある方にはおすすめの本です。
あなたにとっての「すばらしい新世界」はどのような世界ですか?
本の内容とは関係ないですが、
例のウイルス株もギリシャ文字から名前が付けられましたよね。
アルファ、ベータ、ガンマの次のデルタから9つも飛んでオミクロンと名付けられたのはなんでなんでしょう?
これからの世界でメディアはどのような役割を果たすのでしょうか?
「すばらしい新世界」の本の中の世界では階級がギリシャ文字のアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロンに分かれていたので、そんなトリビアを思い出してしまいました。
Aldous Huxley著 ”Brave New World”「すばらしい新世界」
もし気になったら読んでみてください!
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