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【140字小説】トンボと少女

ツルツルの金属の棒に上手く留まれないトンボ。すぐ横に本物の木がある事、なんで気付かないのかなぁ。なんならちょっと頑張って飛んで行けば野原も林もそこら辺に沢山あるのにさ。

…そんな事を思いながら私は、上手く馴染めない教室の窓から今日もじっと外を見ている。

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