【140字小説】かんかんかん
「かんかんかん、って聞こえるよ。」
寝室で絵本の読み聞かせ中、急に娘が言う。私には何も聞こえない。
「かんかんかん、って近づいてくるよ!」
大丈夫、何も聞こえないよ…と娘をなだめる。
「かんかんかん、来たぁぁあ!」
私の目の前で、娘は泣きながら消えていった。
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「かんかんかん、って聞こえるよ。」
寝室で絵本の読み聞かせ中、急に娘が言う。私には何も聞こえない。
「かんかんかん、って近づいてくるよ!」
大丈夫、何も聞こえないよ…と娘をなだめる。
「かんかんかん、来たぁぁあ!」
私の目の前で、娘は泣きながら消えていった。
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