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食育システム

食育、難しいですよね。
食物アレルギーでなくても、あれが食べられない、これが食べられないで、給食の時間が憂鬱という子も多くなっているようです。
それに対しての指導でも、どこまでやるのか、というところで難しさが増しています。

個人的には、作ってくださった方への感謝、食物になってくれた生き物への感謝として、自分の皿に出されたものは、完食は難しくても最大限食べきれるよう努力するのが仁義、とは思います。
しかし、それをどうやって、どこまで伝えるかで、問題になるか、ならないかが決まってしまって大変苦しいところです。
こんな危ない橋、いつまでも教員に渡らせられません。

そこで、実現性は低いですが、今の技術ならできそうでしょう、というアイディア。

給食をビュッフェ形式で配膳し、盛り付けや食べた後の状態を診断するAIを用いて、食事状況をリアルタイムで保護者に伝えましょう。

まず、配膳は、自分が食べられる量を自分で盛り付けるビュッフェ形式にします。
盛り付け後、配膳台に備え付けられたAIカメラで膳を撮影し、カロリーや栄養の面から点数化して、評価を子供本人、保護者へは専用アプリを通じて伝えます。
必要なカロリー・栄養は子供の年齢、身長、体重データから算出し、個人ごとの基準で決められます。
食事終了後、片付け前の膳を再びAIカメラで撮影し、子供には食べた状況に応じて励ましのメッセージを表示し、保護者へは家庭での食育や食事メニューについて具体的なアドバイスを、また専用アプリで伝えます。
評価やアドバイスを見て、もっとたくさん食べられるようにならなきゃ、とか、好き嫌いをなくさないとなと、子供、保護者共に感じてもらおうというわけです。

アプリの設定で、スポーツをやってる子にはたんぱく質や糖質を多めにするとか利用者側でもある程度カスタマイズできるといいですね。

食べた量をデータで蓄積できるので、その様子の変化で、子供の体調管理や心身の変調の発見にも応用できそうです。
アレルギー対応にも利用できそうです。対象食材があったら警告を出すとか。

月単位で、残食の量から、どれだけの給食費が無駄になったかの情報もアプリで配信してもよいかも。でも、これは要検討かなあ。

人間不思議なもので、機械の評価って、人間からされる評価よりも受け入れやすいんです。自分の経験からの感覚なんですけど、癇癪を起しやすい子でも、人から言われるよりもすんなり入っていく気がします。

しかし、実現するにはおっそろしいくらいの金額がかかりそうです。

と思って調べたら、こんなアプリもあるんですね。
このアプリをちょっと改造して、一人一台端末と紐づけたら、なんとかなりそう・・・?
まぁ、一人一台端末で各自撮影するという、実際の教室での動きの指導が大変そうなのでやっぱり難しい感じですが、今後いよいよ食育指導が難しくなってきたら、考えてみるのもアリじゃないかなあ。


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