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【薬膳編】五行学説11 「秋」ってさ!薬膳的にどうなのよ⁈


立秋がすぎて

立秋から立冬までの約3か月を「秋」だといわれます。
とはいえ、こんなにも暑いとほんとに立秋がすぎたのか
悩みますよね。
それでも、耳をすませば、コロコロと虫の声が聞こえたり
朝晩少しずつ涼しさを感じたり、
空の青さも少し薄くなってきたような・・・

秋に関わる自然界と人体

 まずは、特徴と自然界について説明しましょう

五行

 金・・・硬い性質を持ち変化する柔軟性もある
  秋は、空は澄み、乾燥した西風が吹き、熟して金色になる農作物を収穫
  する

特徴 

 清粛収斂せいしゅくしゅうれん ・・・ 気温は徐々に低くなり大地には粛清とした空気が漂う。すべてが引き締まり収納される。
万物は、成熟し実りの時期を迎える
 従革じゅうかくは「金」の持つ特徴でもある

自然界

五季(季節) ・・・ 秋
五方(方角) ・・・ 西 (西風が吹く)
五気(気候) ・・・ 燥 (邪気:燥邪)
五化(変化) ・・・ 収 (収穫)
五色(色)  ・・・ 白
五味(味)  ・・・ 辛

人体

五臓(臓器) ・・・ 肺
五腑(臓腑) ・・・ 大腸
五竅ごきょう(あな)・・・ 鼻
五体(部位) ・・・ 皮膚
五華(現れる箇所)・・・皮毛(髪以外の毛)
五志(感情) ・・・ 悲(憂い)


肺は、五臓の中で最もデリケートな臓器
清浄なものを好むために汚れた空気に傷つきやすく
肺気は清浄で下降するのが正常。

食材を選ぶときは、
辛味からみ、いわゆるトウガラシのような強い刺激のある辛いからい、または塩辛いというのではなく、
ネギ、生姜、山椒、からしなどの「辛さ」なので
「しんみ」と判断していくとわかりやすいと思います
トウガラシでも調味料として使うような適量の辛さは含まれます

野菜でいえば、
大根、白菜、玉ねぎ、松の実、らっきょう、豆腐、栗、梨など
潤いを与える白い食材を取り入れていくとよい季節になります


秋の図



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