見出し画像

【備忘録】風邪を引いた話(途中経過)【ワーホリ】

海外で風邪を引いたらどういう動きをするか分からず困っている人、薬を処方されたけど多すぎる気がする人へ。
一連の流れを時系列で記したので、参考になれば幸いです。
オーストラリアで風邪っぴきの皆さん、一緒に頑張りましょうね。

※現在進行形の話なので、完治したらまた更新します(予定)。


病状(時系列)


4/17(水)
喉が痛いことに気づく。
が、まあ大丈夫だろう、と高を括って放置。

4/18(木)
喉の痛みに加えて、咳が止まらなくなる。
水や白湯を飲んでやり過ごそうとするが、咳が酷くなる一方で苦しいので、蜂蜜を購入してみた。
紅茶やコーヒーに入れたりそのまま舐めたりして、あっという間に半分に。
カロリー……糖質量……しかし背に腹は代えられない。

4/19(金)
小康状態。
一日中飲み物か蜂蜜を口にしていたが、咳はあまり出ず、普通に生活できた。

4/20(土)・21(日)
就寝中の深夜から明け方にかけて時折発作のような咳で目が覚める。
古語の「おどろく(=目を覚ます)」とはまさにこのこと(たぶん違う)。

水や蜂蜜で誤魔化しつつ、「今度こそちゃんと寝られますように」と祈るように眠って、朝の10時頃にようやく起きる。
ただ、咳が酷い以外は体調もメンタルも元気で、発熱もなし。

この時点では、風邪ではなく、アレルギー性の反応ではないか、と疑っていた。
……そういえば、学生寮の部屋、入寮してから約1カ月間、掃除をしていなかったな、と思い至る。掃除した。
埃の総量は減ったが、残念ながら咳は続いた。

4/22(月)
明け方に酷い咳で目覚めて、二度寝、三度寝。
咳のし過ぎか、痰に血が絡まるように。
そして、ついに寝坊した(語学学校にはギリギリ間に合った)。

認めたくはないが、日常生活に支障を来すレベル。
急激に悪化した場合、病院の手配を自力でできるか少し心配だったこともあり、授業後に病院に行くことを決断。

海外旅行保険のサポートデスクに連絡

海外旅行保険サポートデスクにLINE電話。
電話代を気にせずに連絡できるのは非常にありがたい。
※証券番号と個人情報を確認されるので、保険証券など番号が分かるものを手元に置いておくこと。

症状を時系列で伝えて、近くの病院を2つ紹介してもらう。
自分で電話するか、サポートデスクから電話するか、どちらが良いか聞かれ、自分で電話すると答えた(電話も日本語対応あり)。
病状が重かったら、サポートデスクの方に頼んでしまっても良いかもしれない。

ここで重要なのは、保険会社の提携先の病院で受診すること。
特に都市部は、インターネットで調べると、日本語対応の病院が複数出てくるが、自分の加入している保険の対象になっているとは限らないので注意。

病院に連絡(予約)

基本はどこも予約制。
当日の、しかも午後に電話したのであまり期待していなかったが、「いますぐ来られるなら」ということで無事に予約をもぎ取る。

病院によっては、日本語対応のドクターが曜日限定のところもあるので要確認。

病院

窓口で海外旅行保険証券の原本を提出(必ず返してもらうこと!)。
サポートデスクの方に、パスポートを持っていくよう言われたが、病院では不要と言われた。医療機関によって異なるのかもしれない。

ドクターは英語話者で、医療通訳の方(おそらく日本人)が入ってくださった。非常にシンプルで分かりやすい英語を使ってくださったが、医療に関することなので、やはり日本語があると心強い。
この日は、問診と検体採取(鼻に綿棒を突っ込むアレ)の後、薬4種類とトローチをもらって終了。
検査結果は、翌朝9:30頃に電話します、とのこと。

検査結果

4/23(火)
9:30過ぎに病院から電話。
実は夜中にSMSで検査結果が通知されていたのだが、ドクターから改めて説明される。
・新型コロナウイルス:陰性
・インフルエンザ:陰性
・RSV:陽性
ひとまずコロナやインフルではなかったので一安心。

……ところで、RSVって何?

急性呼吸器感染症(Respiratory Syncytial Virus Infection)。
乳児がよくかかる。
感染経路は、主に接触と飛沫。
多くは軽症で自然に治るが、重くなると咳が酷くなる、喘鳴が出る、呼吸困難になる、さらに進むと、細気管支炎、肺炎を引き起こすことがある。

厚生労働省 RSウイルス感染症Q&Aより要約

電話口のドクターは「まあゆっくり休みなさいね」くらいのテンションだったので、さほど重症ではなさそう(たぶん)。

ドクターのサイン入りのMedical Certificateを入手したことにより、語学学校を大手を振ってサボれるように。授業料は返って来ないが。

Medical Certificate

オーストラリアでは職場や学校を休む際に、病院にかかった証明として広く使われているらしい。
後日、一応提出した。語学学校でどの程度有用なのかは不明だが……。
ちなみに、コピーで充分だったようで、原本は返してくれた。

服薬

ドクターは「症状に合わせて飲みなさい」と言ったが、当然症状にあった薬が処方されるので、必然的にすべて飲むことに。
薬嫌いマンとしては異国の地で薬を飲むのは非常に気が進まなかったが、止むを得まい。
ということで、病院から戻って軽く夕食を摂って、服薬開始。

これがまあよく効くこと。
咳が劇的に収まり、苦しかった(物理)日々にさようなら。
が、同時に効き過ぎたのか、ぼんやりしたりすぐに眠気に襲われたり。
あと、何故か鼻水が出るようになった。詰まってもいなかったのに。謎。

ちょっと効き過ぎでは?と不審に思い、母にLINE電話。
「効いているけど、ちょっと強い気がするんだよね」と言ったところ、
「服用する薬を調べないなんて信じられない」とのお言葉。
「だって処方されたんだもの」
「だってじゃない!主体性!」

細菌性:抗生物質が有効。処方された薬は原則飲み切る。
ウイルス性:抗生物質が無効。対処療法しかない。

今回のRSVはウイルスなので、主体性を発揮しなければならなかったようだ。
で、ネットでいろいろ調べて、処方された4種類の薬の中から、服薬するのは2種類に絞ることに。
その結果、咳は止まったまま、ぼんやりした感じが抜けてかなりスッキリした。

4/27(土)
鼻水は止まらないけど、咳はもう大丈夫そうだな、と思い、服薬を止めたところ、明け方に咳が暴発。喉の痛みで目が覚めると同時に例の酷い咳がぶり返した。

はい、治っていませんでした。
薬を飲んだらまたピタッと止まった。ああ優秀な薬だこと……。


ということで、発症から10日間が経ったところで完治せず。
週末になってしまったので、また月曜日に医者に行ってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?