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ガチョウ農法 田んぼ×ガチョウ
「ガチョウ農法?」
「合鴨農法は聞いたことあるよ。合鴨の雛を田んぼに離すんだよね?雛が稲の周りを行き来して可愛いやつ。」
合鴨農法可愛いすぎます。水鳥というのはただでさえ可愛い。
ガチョウ農法も合鴨農法も一番いいのは無農薬が当たり前であることかなと思うnolyです。水曜日の水鳥、ガチョウの日。今日は田んぼ×ガチョウ、ガチョウ農法についてのおはなし。
私がガチョウ農法と呼んでいるのはガチョウのフィフィと一緒に畑でも田んぼでもやると作業が捗ることに端をはっしています。
ここ三日間フィフィと二人で二枚の田んぼ作りをしていました。
フィフィがいるのは尾瀬にほど近い片品村という場所。1000mと標高が高く、水の冷たい地域にあるこの田んぼで作るもち米が美味いこと美味しいこと。
もち米をつくる理由のひとつが玄米餅と餅玄米が食べたいから。玄米餅はいわゆるお餅で普通は精米して白いお餅ができますが玄米で作るので茶色いお餅です。餅玄米はもち米の玄米。ごはんのように炊いて食べます。噛めば噛むほど滋味豊かで口福。
フィフィもおこめ大好き。
田んぼも水をはる前は畑と同じ。水をはる分田んぼは水平です。
ここは水をとるあたり。フィフィは嘴つっこんでシャパシャパしてました。
ここから田んぼへ水をいれます。
溝をつけて水をひいてきます。
水がくるとシャパシャパしてます。
水と土を混ぜて、どろどろにして捏ねて縁と底を塗りながら水をひいていきます。
ぐるり一周まわりました。記念に一枚。
途中こんなあしあとスタンプつけてくれてます。
このどろで縁を作るのはクロヌリといって、田んぼの出来、ひいては米のできを左右しかねない大事な仕事。
「クロヌリだけはおじいは誰にもやらさねぇかった」と村人から聞いたこともあるほど。
何故ならクロがぬれてないと水がぬけてしまいます。水がぬけると川からまた水を入れるのですが、入れる水は冷たいために稲の生長に影響がでてしまうわけです。
その大事なクロを踏むなんて!というべきところかもしれないのですがもう一回見ますよ。
ほらね?もしかしたらフィフィなりにしっかりクロを定着させようと一生懸命歩いたのかもしれないと思うとむしろありがたささえ覚えます。
たまらなく可愛い。
我ながら色眼鏡濃いめだなぁと空を仰ぎ、こういうのにふっと気が抜けて作業が捗るのです。
もっともフィフィとやってるから私はクワ一本でクロヌリして水入れてますが田んぼのやり方はきっとその農家さんごと違うと思われます。
かなりの広さです。都会なら建て売りの4~5軒、マンションの一棟くらいたつかもしれません。
予定のクロヌリを終了させ、そのあとも調子にのってこんな感じで土と水を混ぜて田んぼ全体へ水をひいていきましたが雨がザーっと降ってきて終了。
ずっと一緒にいられてフィフィもご機嫌。田んぼの水も落ち着いてくれますように。
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画家の清世さんが描いてくれたフィフィのふわふわ加減のインスタ
昨年の餅玄米で作った玄米リゾット(全くインスタ映えないけど美味)
はこの記事を書いているnolyのインスタ
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