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漫画『ドラフトキング』が面白いよって話

ttです。
気が向いたので漫画紹介を。

概要

タイトル:ドラフトキング
作:クロマツテツロウ
連載期間:2018年~
既刊:8巻(2021年6月2日現在)

ドラフトキングってどんな漫画?

クセの強い敏腕スカウトマン郷原眼力(オーラ)と元プロの若手スカウトマン神木を中心に、
様々な選手のスカウトからドラフト指名までを描いた漫画です。


そもそもドラフトキングとは

タイトルにもなっている「ドラフトキング」というのは、
その年度で最も活躍した選手のことです。

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どれだけ注目されてたとか、
何位で指名されたとか、
新人王を獲ったとか、
そんなことではなく最終的に最も活躍した選手。
それがドラフトキングです。


この漫画の面白さ

『ドラフトキング』は題材が秀逸です。
プロ野球のスカウトやドラフトをメインとした漫画は初めて読みました。

野球漫画はいくつか読んできましたが、
あまり馴染みのない裏側を題材としているので
新鮮味を感じました。

また、この漫画の表面上の主人公は
スカウトの郷原と神木ですが、
本当の主人公は対象となる選手たちです。

選手はそれぞれに事情を抱えています。
チーム事情や家庭事情など、内容は様々ですが
端から見ただけではわからない問題が隠れています。

凄腕スカウトの郷原は選手の本当の能力やポテンシャルだけでなく、
そういった裏側の事情を察するのが上手いです。
新人スカウトの神木はそのあたりは郷原に劣りますが、
熱意や人情味に溢れており、
郷原にはできない部分のサポートをする重要な役割を果たしています。

この漫画の注意点

漫画のメインはスカウト活動なので、
試合の描写はあまりありません。
主人公が9回裏2死満塁で永遠のライバルと〜
と言った展開は期待しないでください。

また、さっぱり野球がわからない人には
ハードルが高いかもしれません。
作中で野球のルールとか用語の説明はほとんど無いので…。

おすすめの話

ここからは個人的に好きな話を紹介します。

「2番目の男」(第1巻収録)

神木は埼玉花崎徳丸高校のエース、東條の視察に来ていた。そこに現れた郷原は、2番手投手の桂木をリストアップしなかった神木を痛烈に批判。神木以外のスカウト陣も桂木の評価は低く、ドラフト対象外の評価だった。
しかし時が経つにつれ、桂木は著しい成長を見せる。
絶対的エース東條と2番手投手桂木。スカウト部の出した最終結論は…。

なんとなく目に入って
とりあえず1巻だけ買ってみた漫画でしたが、
最初に収録されているこの話を読んで
全巻買おうと決意しました。

神木の真面目だけどポンコツ感とか、
郷原の凄腕だけど自由な感じとか、
なんだかんだ神木にヒントを出す郷原とか、
ラストのびっくり展開とか、
個人的に刺さりました。


「それぞれの選手ファースト」(第4巻〜6巻収録)

石垣商工のエース"琉球のチャップマン"こと仲眞大海(おーしゃん)。そのポテンシャルを高く評価している郷原だったが、同時に仲眞が故障を抱えていることにも気付いていた。
スカウトの郷原と神木、石垣商工の監督、チームメイト、仲眞の両親…。それぞれの事情や想いが交錯する。


現時点で最も長い話ですが、
最も面白い話でもあります。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、
登場人物それぞれに事情や想いがあって
最後は泣きそうになりました。


おわりに

いかがだったでしょうか。

めちゃくちゃ有名、
というわけではないですが
とても面白い漫画なので
興味があったら1巻だけ購入してみたり、
試し読みをしてみてください。


では。



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