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036「58歳の転職記・完結編」クビではない

再び、Nさんの転職指導を受けることになりました。とはいえ、前回の転職活動から8ヶ月しか経っていないので、自己PR、履歴書、職務経歴書、大半を流用出来そうです。希望する転職先も、団体職員、変えませんでした。

追加する内容で最も重要なところ、面接で必ず尋ねられることとして「前職を辞めた理由」がありました。3月初めのNさんとの打ち合わせでは、この「前職を辞めた理由」について、文書を書いてみて、うまく書けなかったところを、Nさんにダメ出ししてもらいました。
ここで、Nさんにズバッと指摘され、私はハッとしました。

私はクビになったのではない。
契約満了を契機に、自ら辞めることを決断した。

自分には標準化団体で働いた経験があって、その経験を生かして、これまでの仕事よりも幅広い分野を扱う標準化団体に入って働いてみたいと考え、先方も迎え入れてくれたので、働いてみたけど、やってみたら、調査員という仕事に専念することは、自分にとって楽しくなかった。仕事が詰まらなかったから辞めた。

ものは言いよう。まさに発想の転換でありました。クビになったのと、自ら辞めたのでは、印象がまるで異なります。

私はこの日から、自らの選択に自信を持って、転職活動に取り組み始めました。

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