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大阪のハンドメイドロードレーサーで、天ぷらを買った欧米人との意外な接点。

今日の午前。

80年代なサイクリストの服を着て、80年代なロードレーサーに乗った欧米系の人が、うちの商店街を行ったり来たりしている。

なんか面白そうな人が来たぞ…

フランス人のパン屋さんに来たのかな?

今度は自転車を降り、通りを何往復か行ったり来たり。

そして最後にうちの店に来た。

「ちょっと見させてください」

日本語でそう言って、ショーケースの天ぷらをゆっくり眺め、6つほど注文してくださった。

サドルのところに川越の神社のお守りがぶら下がっている。

「川越から来たんですか?」

「あー、いやっ、これは少し前に行きました。私は赤羽に住んでいます。」

「私も自転車が好きなんです。スポルティフというタイプの自転車に乗っています。分かります?」

「はい、分かります。実は私の友達が赤羽でビンテージ自転車の店を夏ぐらいに始めるんです。この自転車も80年代の大阪のハンドメイド自転車で…」

えっ、赤羽の自転車屋さんの話、聞いたことあるぞ。自分の管理しているFacebookグループで、店を開く予定だと言っていた人がいたぞ。

(私は日本を自転車でツーリングしたい人向けに、英語で情報を提供することを25年前に始めて、今はFacebookグループでの情報交換がメインになっている)

いつかそれに登録していて、東京を走っている人がフラッと天ぷらを買いに来たら面白いな、と思っていた。

まさか、ついに。

JAPAN CYCLING NAVIGATORのことを言おうと思ったが、忙しい時間で嫁さんも外出していたから、それは辞めた。

「私の知り合いがジュエリーの仕事をしていて近くにいるので、今日ここに来ました。この商店街はいいですね。また来ます。また来ますよ。」

そう言って、彼は自転車にまたがり、去っていった。

次に会ったら言ってみよう。

彼もグループに登録している気がする。