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西尾久ふじ天
2024年1月28日 13:58
高田嘉兵衛に関わる資料をAIにすべて読み込ませて、司馬遼󠄁太郎風に書け、と命令したらどんな小説になるだろう。第二巻を読みながら、そんなことを考えていた。司馬遼󠄁太郎は、江戸時代の商業、船舶の構造、藩の経済状況、当時の各地の民俗等の資料をこれでもか、というくらいに調べて書いたのだろう。そんな資料を私が見ても、事実の羅列だけで、そこに活き活きとした当時の人々の息づかいまでは感じられない