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好きを仕事にする道にはやりがい搾取という闇がつきまとう、という話

元WEBデザイナーが、デザインの仕事についてつらつらと書いていきます。今回は好きを仕事にするとやりがい搾取という闇が付きまとう、という事について語ります。職業訓練・スクールでデザインを学んでいる人、就活中の人、フリーランスを目指している人に読んでいただければ幸いです。


クリエイターの大半は労働内容、労働時間に見合った対価を受け取れない

世の中のビジネスマンの大半は効率の良い仕事をして、高い効果を得ることを是としていると思います。

経営者視点で見てみると、クリエイターの仕事は「多大な時間と労力を費やして、効果があるのかどうかわかりにくい事をしている」ようにしか見えていないようです。そのため、クリエイターに対して、かかった労力に見合った対価、報酬が支払われないという事になりがちです。

そのような待遇に対して「好きな事を仕事にしているから」という、自虐的な感情で納得しようとするクリエイターは多いと思います。結果として、いつまでも環境・待遇の改善ができず、経営者・クライアントの増長、やりがい搾取につながってしまっています。

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