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デザイナーは勘違いしてる?デザインとアートの違い、共通点、その他諸々

元WEBデザイナーが、デザインの仕事についてつらつらと書いていきます。今回はデザインとアートの違いと共通点について語ります。職業訓練・スクールでデザインを学んでいる人、就活中の人、駆け出しデザイナーに読んでいただければ幸いです。


「Art」と「Craft」から「Art」と「Design」への変遷

アートとデザインの起源を見てみると、元は同じともいえるし、元から分かれていたが、カテゴライズされていなかっただけとも言えます。

社会の進歩、文化、産業の発達の過程を経て、人間の「創造する」という行為は非実用的なアートと実用的なクラフトに徐々に分かれてゆき、グーテンベルグの活版印刷の発明、産業革命による生産の効率化、機械化を経てクラフトはデザインへと変貌、20世紀半ばごろに近代的なデザインの概念が確立され、現代に至ります。

現代においてはデザインという言葉は「設計、計画」と幅広い意味を内包しており、アートとはずいぶんと離れた分野になっているようにも感じられますが、実際のデザインの仕事を見るとアートとの類似性、共通点をいまだに残しているようにも見えます。

デザインとアートの違い

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