好きな画家、ドガ、テスレフについて
どうもこんにちは、只野です。
今日は私の好きな絵の話をしていきます。イエーー!
好きな画家は沢山いるのですが、その中でも特に思い入れのある2人について話したいと思います。
エドガー・ドガ(1834-1917)フランス
言わずと知れた印象派の画家。
日本でも人気の印象派は、よく展覧会も開かれます。鑑賞しすぎて実家のような安心感。
私の西洋絵画の入り口です。
彼にのめり込むきっかけは、なんとゲームでした。
(『恋の筆触分割』公式サイト)
2013年に多摩美の学生さん達が作ったこのゲーム、美大浪人生の主人公が異次元学院に飛ばされてしまい、印象派(とポスト印象派)の巨匠たちと日々交流しながら制作のことについて考えたり、時に恋をしたり…という夢のような作品です。
(制作チームの皆さんが卒業された今は無料で配布されているようなので、興味の湧いた方はぜひ)
さあ、そして原作(実際のドガの作品や歴史)を知るために図書館で印象派の本を読み、展覧会に足を運び始めると、お、面白い…!!!
ドガの作品が沢山来日することはあまりない気がするのですが、展覧会のメインビジュアルになることは度々あり(北斎とジャポニズム展、バレルコレクション展)、室内空間の柔らかな光と色味のかわいさにときめきます。
柔らかなタッチ、ドミニク・アングルを師としデッサンを大切にする姿勢、目が悪くなってきても彫刻作品を作り続けたところ…全部好きです。
しかし性格が気難しすぎたり、議論の末に生涯のうち何度か友人と絶交したりはちゃめちゃにめんどくさいところもあります。面白すぎる。
それでいて同じく印象派のベルト・モリゾとウジェール・マネ(エドゥアール・マネの弟)夫妻の娘ジュリーを他の印象派の人々と共に可愛がってあげたり。
そういう全てが愛おしい。愛…。
それまで「絵」そのものだけを見ていた私に、画家の思想や繋がり、その「絵」の前後の美術に目を向けるきっかけになったドガは、私の特別な思い入れのある画家の1人です。
エレン・テスレフ(1869-1954)フィンランド
日本ではあまり知られていないかもしれません。
フィンランドの近代画家の1人です。
日本では、2019年のモダンウーマン展にて数点展示されました。私が知ったきっかけもこの展覧会です。
彼女の作品を見た時、どうにも他人とは思えないような親しみを作品に感じてしまいました。(主に色彩に)
変な話なのですが、これまで生きてきた中で一番「これは私なのではないか?」と思う作品だったんですよね。すごく嬉しかったです。
2020年1月までフィンランドでも初の大回顧展が開催されていました。以下2019年冬の写真。
(ヘルシンキ市立美術館HAM)展示壁もいい。
テスレフは絵だけでなく、木版画や銅版画も制作していたのですが、色彩を感じるものも多いです。好き。
彼女の作品はもちろんですが、他のフィンランドの絵画もどこか色彩や光が落ち着いていて柔らかい印象を受けます。
風景はどこで描いても同じなのではなく、その土地ならではの空気感や光があるのだと感じさせてきたのがテスレフを始めフィンランドの画家達でした。彼らと同じ場所で描きたいなあと思う今日この頃です。
今日は好きな画家について語ってみました。
まだまだ好きな作品はありますが、特に思い入れのある画家2人について取り上げてみました。
noteの書き方も模索していましたが、こんな感じで自分の気持ちのままの言葉を書き出していくのも楽しいなと思ったので、自分らしく更新していきたいです。
次回の内容もお楽しみに。
それでは!
只野
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