無題

倉吉駅の喫茶店のお団子

2018年8月5日、神戸を朝出発した私は、特急スーパーはくと3号(倉吉行)に乗って、鳥取県の倉吉駅までやってきた。山陰への初めての旅行だったんだけど、後に山陰の雰囲気をすごく気に入ることになるなんて、この時は全然思ってなかった。

私は鳥取県の米子に宿泊する予定だったので、倉吉駅で米子行きの山陰本線快速とっとりライナーに乗り換えるつもりだった。

でも山陰本線は列車の本数が少なくて、12時半に倉吉駅に着いたけど、とっとりライナーが出るのは13時10分だった。

せっかくだからと、倉吉駅前を散策したのだけど... 実は倉吉の市街地というのは、駅前ではなく駅からだいぶ南に行ったところにある。

駅前にcafe SOURCE MIDっていうオシャレなカフェがあったんだけど...

昼時で地元の人たちでいっぱいだった。なので私は、倉吉駅の中にある土産物屋さんとかをぶらぶら見てたんだけど、やっぱりコーヒーが飲みたくなったんだ。

駅の改札口に戻ろうとすると、2階にある改札口の近くに、駅なかカフェ楽っていう小さな軽食カフェがあった。

いわゆる駅にあるふつうの喫茶店だと思って、とっとりライナーが来るまでコーヒーだけでも飲んでいようと思って、ふつうに200円のホットコーヒーだけ頼んだのね。

ところが、写真にあるようなお団子が付いていたので、ちょっとうれしかった私は、「コーヒー頼んだだけなのに、お団子付いてるんですね、うれしい。ここの名物か何かなんですか?」って店員さんにニコニコしながら訊いてみた。

そしたら、この三色団子は打吹公園だんごといって、倉吉にある打吹公園ってところの由緒あるお団子だって教えてくれて、また機会があったら是非打吹公園へも行ってみて下さいと言ってくれた。

ただ、駅の喫茶店で乗り換えのために待ってただけなのに、積極的に訊ねることで色々なことを教えてもらえて、すごくうれしかったし、なんかね、実際に色んなところに行ってみるのって、思いもよらない経験ができるから、限られた人生の中でそういうことするのも大事なんだなぁって実感できた。

前にも書いたように、「旅行なんて現地の写真見れば済むから時間の無駄」のように考えてた私からすれば、色んなことをきっかけに自分も変わったなぁ、変われたなぁって思えて、うれしかった。

このような経験を積み重ねれば、つまんない私も少しは魅力的な人間というものに近づけるのかな? がんばろ!

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