見出し画像

最近、映画『殺さない彼と死なない彼女』見て思ったこと

『殺さない彼と死なない彼女』という映画を見ときたいとふと思った。

http://korokare-shikano.jp

評価が高いし、自分の生きてる意味について私自身が最近考えていることが多いからだ。

色々とこじらせている6人の高校生が出て来る。2人ずつペアになっていて、2組は男女のカップルで1組は女友達二人組。

でもね、6人みんな最初は面倒くさい感じの人たちだったんだけど、だんだん互いに影響を与え合って、変わっていくんだよ。

「不器用で純粋な少年少女たちの物語」と映画の宣伝にはあるんだけど、40代になっても不器用で純粋な私は、色々と共感できた。

「”大切なたったひとりの誰か”と出逢えた時、人は生きる理由をはじめて見つけられるのかな」とコメントしてた人がいるけど、本当にそうだと思った。恋人であれ友人であれ、人とのご縁によって人は自分の生きてる理由を見出せるのだと実感できた。

その誰かを別れによって失ったとき、自分の生きている理由の一部が、その人との関係にあったことに気付くんだけど、その時にはもう遅い。

これまでの人生の別れと喪失感を思い出した。

今私は誰の人生に価値を与えるように生きてるのか、ちょっと考えようと映画を見て思ったよ。



実は登場人物のうち、私が一番共感できたのが、「全人類に愛されたいきゃぴ子」だったりする。

こういう人って『隠れビッチやってました』の映画ポスターに書いてある「自信がない、素直になれない、だからチヤホヤされたい」といったメッセージにも通じる、自信のなさから来る承認欲求に振り回されているような気がする。

私もそうだが自信がないから承認欲求強くなっちゃう!

色んな人に自分のこと明け透けに話したり、色んな人を誘惑したりというのは、話を聞いてもらったり抱いてもらったりすることで、「私は生きている、私の生きていることには意味があるんだ」と実感しているのかもしれない。

でも結局、相手からすれば、都合のいい遊び相手に過ぎず、自分が傷ついて終わる。

必要以上の承認欲求というのは、やっぱり持っていること自体で、生きていくのがしんどくなるものかなって思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?