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【イーロン・マスク】Starlinkを実際に使ってみた!【SpaceX】

こんにちは!TD衛星通信システム、略してTDSCです!
Twitter絡みで話題のイーロン・マスクさんですが、宇宙事業のSpaceXという会社で『Starlink』というサービスも展開しています。

『Starlink』は衛星インターネットのサービス。これには弊社も黙っていられない!ということで早速購入して使ってみました!!という記事です。


箱、思ったより小さッ!

注文してから待つこと数週間。想定より早く着いたな~と思いつつオフィスで受け取った機器一式。…思ったより小さくて軽い!?

もっとデカくて重いかと思ってた

大人一人で全然持てる重さで、正直「これでほんとに衛星と通信してインターネットできるん…?」っていうのが本音でしたね。しかも下り最大200Mbpsって謳ってるんでしょ~?って。


事前に設置場所を決められる!

事前にスマホアプリを入れる必要があるそうで(実はワクワクしすぎて事前にレビューなどを見て調べていた)、実際に使う前にインストール。
AppStoreで「Starlink」と調べると出てくる黒くてカッコいいロゴのアプリをDLしてみる。

すると、(すべて英語表記なのは置いておいて)『この場所で設置する場合にちゃんと人工衛星と通信できるか』をスマホ一台で判定できるらしい。
※この検証をしていた11月14日ごろは英語表記でしたが、記事を書いている12/1現在、全て日本語表記にアップデートされていました!

オフィスのベランダで試してみると、

めっちゃ真っ赤。少し青いところはベランダの開けている部分

弊社オフィスのベランダはちょっと奥まっているので空が全然見えないのですが、ちゃんと赤い表示(=疎通が取れない)になっているじゃないですか!
逆に開けている部分は青くなっていて、間違いなく判定されていることが分かります。すごい!
ちなみにこの判定をするためにスマホをあちこちに向ける必要があるのですが、傍から見たらすごく奇怪だったに違いありません。見られなくてよかった。


設定がめっちゃ簡単、っていう話。

そんな感じで事前に設置場所を決められるので、箱から出す前にどこに置いたらバッチリ通信できるかがわかるようになっています。
先ほどの要領でオフィスの屋上を測定して概ねの位置を決めたら…いざ開封の儀!

説明書、ぺら紙一枚

最近のIT機器っぽく、説明書はピクトグラム的な簡素なもの。
どうやら、設置して電源を入れたらすぐWi-Fiが飛びますよ!ということらしい。ほんまに?
疑問に思いつつぺら紙をどかしてみると、

めっちゃ綺麗に収まっている

こんな感じ。
感動したのは、配線が全て済んだ状態で届いている、ということ。
確かにこれはピクトグラムでも理解できるシンプルさだ…。

実際に組み立ててみると、アンテナのお皿部分と三脚を出してカチッと嵌めて、コンセントを挿したら作業は完了。
Starlinkアプリから「セットアップを開始する」を選んで画面の指示に従っていくと、スマホのWi-Fi設定画面に。既に表示されていたStarlinkのSSID(Wi-Fiの名前のこと)に接続!
初回はWi-Fiの名前やパスワードの設定があり、それらを画面通りに済ませて概ね完了!
※パスワードなしにも設定できるようです(セキュリティはアレですが…)

直ぐにネットにつながるのかな?と思い、じっ…とアンテナを見ていても立ち上がる気配がない。何かミスッた!?と慌ててアプリをアレコレ弄っていたり、数分うろたえていると…いつの間にか、アンテナが立ち上がっているではないですか!無音かよ。

テーブルみたいに見えますが、アンテナが真上に向いているだけです

単純に待ち時間が数分あっただけのようです。計10分もかからず、設定が完了…!語彙力がなくて恐縮ですが、とにかくすごい!


普通にインターネット回線として使えるじゃん!

じゃあまずはお手並み拝見、ということで早速Speedtestを慣行。
StarlinkのアプリにSpeedtest機能があるらしく、それを試してみることに。

下り154Mbpsは光回線と遜色ない

なんと結果は下り154Mbps,上り7.8Mbps。普通にインターネット回線として使う分には、何の問題もない数値です。
流石に衛星回線なので上り回線は少し心もとないですが、これだけあればzoom会議なんかも問題ないレベル。オンラインゲームとかをガッツリやろうと思わなければ、普通のご家庭でも使えちゃいそうですね。

とはいえ、Starlinkは低軌道衛星のサービス。プツプツ途切れてしまうんじゃないの?という疑問が残ります。

こんな感じで沢山の衛星を使うので、衛星を切り替えていく必要があります
出典:弊社コラム

もはや粗探し状態ですが、ここまで来たらpingを飛ばしてどのくらい欠けるか試してやろうじゃないか…!

欠けたのは1/100だけ。

結果はというと、100回pingを飛ばして欠けた(応答がなかった)のは1回だけ。つまり、殆ど途切れることなく通信ができていたということに他なりません。すごい。
ちなみに、Starlinkのアプリから途切れた時間帯なども見れるようになっていて、"OUTAGES"というメニューから『何時何分に何秒途切れていた』というように確認できます。

回線速度も問題なく、途切れずに使える…ということが分かったので、実際に使ってみることに。

・ブラウザ回遊:全く問題なし
・YoutubeでのHD動画:全く問題なし
・zoom会議:衛星ネット使ってるってバレないレベル

晴天時に試してみたとはいえ(衛星回線は雨や雪、雲の影響を受けます)、光回線とほぼ遜色なく使えそうですね~。


まとめ

設置や設定も簡単で、価格も衛星インターネットではかなりの格安(機器が73,000円/月額が12,000円)。
天候の影響を受けたり、これから利用者が増える中でどのくらい遅延が出るのか、など課題もありますが、ライトに使う分には光回線と同じ感覚で使えます。これからは光回線一択ではなく、衛星インターネットも視野に入る世の中になっていくのかもしれませんね。特に光回線のない山間や離島などでは有効な手段になっていくでしょう…。

ちなみに、弊社のサービスPLANET-BBも山間や災害時のバックアップなどで使っていただいていますよん👇


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