最近思っていること
みなさんこんにちは!
ずーっとnoteを蔑ろにしておりました…
最近noteを通じてお友達ができたり、学生時代からのお友達が
note、書きなよ!と背中を教えてくれたこともあり、やっと何かを書いてみようと重い腰をあげることができました。
自分の書いた文章を、他の人に読んでもらうということは『自分の魂をさらけ出している』のと同様な気がして、恥ずかしくなってしまうことがよくあります。
まあ、そこまで考えて文章なんて書かなくて良さそうなので、気ままに楽しみながら書いていこうと思っています。
今年の春に大学の頃からお付き合いしている方と婚約し、現在はシアトルとトロントをベースにして暮らしています。
これからもカナダとアメリカの行き来はし続ける予定です。
自分スイッチについての話
突然話は変わりますが、今日は私のスイッチ、についてお話ししようと思います。任天堂スイッチではありませんよ笑
私には二つのスイッチ、のようなものがあります。
このスイッチは一年に1回か2回くらいしか切り替わりません。
一つ目のスイッチは外に出て行くスイッチ。
お友達や家族と仲良く過ごしたり、新しい環境等に積極的に足を踏み入れ挑戦していくスイッチです。
このスイッチが入っている時は、考えこんだりだとか、本を読むこともあまりせず、なんとなく人生の表面をスイスイ泳いでいるような感覚で生活しています。
情報収集も専らSNSやテレビのニュースから入手します。あまり細かく調べたりだとか、深堀りすることもありません。
仕事においても、刑事系の司法プロセスで被疑者、被害者の通訳をすることがあっても、これが現実ね、と思えたり、色々なことが周りで起きても、偶然と必然で分けて物事を理解する努力をします。
これと正反対な二つ目のスイッチが、内のスイッチ。
現在の私はこのスイッチがonになっています。
最近は新しい環境に身を置くこともあり、挑戦の意欲はなきにしもあらずなのですが、なんせ内のスイッチが入っているものですから、色々と考えることが多く、脳みそは常に動きっぱなしです。
情報収集は専らデジタル新聞記事や本などから。
自分の中で理解できるまで深掘りします。
社会をなるべく深いところから理解するため、スキューバダイビングの装置をつけて潜り続ける感じでしょうか。笑
仕事も、なぜ一気にこの犯罪が増えたのかな、などと、その人のバックグラウンドや社会背景なども考えて、自分なりに答えを出して進めることが多いです。
クリエイティブスイッチといったらわかりやすいかもしれません。
考えると言っても、悩むのではありません。
自分の中にある、散らばった、整理されていないデータを少しずつ整理整頓しながら将来を考えていく感じでしょうか。
この夏は、シアトルで貧富の差を目の当たりにし、歩いている途中にドラッグを使ってゾンビ状態になっている人を何人も見ました。
コロナ後のインフレで、生活苦で困っている人を法廷でよく見ますし、DVの加害者や被害者になった方の通訳をする機会も、コロナ前と比べて断然と多くなりました。
他人の知らないところで苦しんでいる方はとても多いのではないか、という印象です。
人って自分の不幸をあえて宣伝しないですよね。だから周りの人は順調なのだろうなと軽視しやすいですが、誰にだって悩みや苦しみはありますよね。
私の周りの環境面では、去年と今年は山火事でカナダが燃え、ワシントン州が燃え、私自身も大気汚染を経験しています。
空気が綺麗って、当然ではないことをひしひしと感じています。
この頃は気候変動や温暖化を身にしみて感じることが多くなりました。
今まで現実はこんなものか、と外のスイッチが入っていた私は思っていたのですが、現在内のスイッチが入った私は、日常生活に「なぜだろう」を多く感じるようになりました。
コロナ後の世界は、コロナ前に戻ることはなく、昔から人々が無視し続けていた問題が明るみになり、さまざまなレベルの政府、そしてたくさんの人が岐路に立たされている、と感じます。
環境を無視し続け、過剰生産と過剰消費の上に成り立つ資本主義社会を肯定し続けることの限界。
アメリカやカナダ、日本でも進む、先進国での顕著な貧富の差の拡大。
カナダでの住宅の供給不足。政治への関心が薄まり、その結果自分の利益を追求する政治家が増えていると感じること。
北米各地で起こっているインフレ、それに由来する住宅ローン返済額の上昇や家賃高騰。
ホームレス問題。ドラッグ問題。
こんな問題を、シアトルのダウンタウンにいても、トロントのダウンタウンにいても目の当たりにします。
目を瞑りたくても瞑れないくらい無視できない問題が明るみになってきていると強く感じています。
これからも経済成長だけを目指し、企業は低賃金で人を雇い、一部の人が富を蓄積し続け、大衆は買う必要のないものを買い続け、いらないものは簡単に捨て、というような経済システムの中にいても、どんどんとみんなが住みにくい世界になって行くのだろうな、と将来を思うと少し気分が暗くなります。
あと5年先、10年先、私たちの次の世代、次の次の世代、その後の世代が自信を持って希望を持てる将来を私たちに作れるのでしょうか。
私にはその答えはありませんが、しっかり今起きていることを理解し、よりより世界を作るツール、そして幸せに暮らせるツールを身につけていきたいと思います。
この内のスイッチはあと数ヶ月は続きそうです。
自分自身のアップデートをどれくらいできるのか、これからが楽しみです。
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