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第1回SDGsオープンラボ:公共アプローチ初級編

こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 副編集長ワダユウです。

今回は、2021年4月5日(月)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第1回目について報告します!
今回は119名の社員が参加しました。

テーマは「新年度!最初からやる「公共アプローチ」初級編」。

民間企業が公共目線で、どうやって事業を作っていけばいいのか?初級編のレクチャーになります。

まずは公共を取り巻く環境変化についてご説明します。

昭和時代は御上の言うこと絶対!の官尊民卑、平成時代は官から民へ(官民の役割分担)、そして令和は公民連携・官民共創の時代(官民双方が公共の担い手)へ突入しました。

この時代変遷の背景には、
・社会課題の変化(道路建設・公害問題から格差・ダイバーシティ・働き方へ)
・その複雑化する社会課題には役所・民間単独では対応できなくなってきているということがあります。

また、民間も変化を求められています。
・CSRからSDGs/ESGへ(企業の社会的に責任から企業の価値創造へ)
・社会課題に反する企業活動はコスト増・市場評価による企業価値毀損
 →サプライチェーン見直し・政府調達の条件に
・消費者もエシカル消費・サステイナブル消費へ

このような不確実性が高まっている社会情勢において、公共目線を取り入れた事業アプローチを行わないことはリスクとなり、逆にやれば大きなチャンスとなります!

SDGsの17個の目標の並び方には意味があります。

第一回

7-12はビジネスで解決可能、すなわち官民連携で進めていくべきものということになります。

では、SDGsで可視化された課題へはどう対応していけばよいのでしょうか?

ヒントは政府の成長戦略・骨太方針にあります。

成長戦略・骨太方針は毎年6月に公表されます。成長戦略には、3年先のKPIや実現のためのスケジュールが記載されている、いわば預言の書というわけです。
そんな成長戦略に基づいて、予算編成が開始されます。8月に各省庁の概算要求が締め切られ、12月に閣議決定、翌年1月の予算委員会で審議成立、という流れで動いていきます。

<成長戦略HP>
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/

今までの売上アップ・コスト削減に加え、SDGs課題をお客様と共有し、政府成長戦略に沿った仮説提案を行うSDGs営業が必須の時代となってきます。
SDGsは長期的課題のため、レギュラー大型案件化しやすいことも特徴です。

<まとめ>
・社会課題=お客様課題
・社会課題の見える化(SDGs)と解決策(成長戦略)という文脈に沿う提案
・SDGs営業/公共アプローチはやらないリスク&やればチャンス
・情報は、政府公開情報の「原典」をあたる
・新聞ニュースの背景にどんな社会課題とその解決法があるのかを考える

まだまだCSR的な側面として認識されがちなSDGs/ESGですが、お客様の課題とじかに結びついていることから事業の重要なファクターとして考えるべき時に来ています。

今回のラボで、SDGsをお客様への提案に絡めることの重要性を理解することができました。
SDGsを起点に長期目線で考えるクセをつけ、サステイナブルな社会・企業活動を実現していきましょう!!

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