『Learn Better』を読んで
ミャンマーの西野由花です。
今、「Learn Better」という本を読んでいます。
インターンとして色々なことを学んでいく中で
この経験をもっと効果的にいかしていきたいと思った為です。
メタ認知
さて、この本の中で「メタ認知」が学びには重要であると書かれています。
メタ認知とは、学びを学ぶということ、
自分は一体何を学んでいるのかを理解することです。
例えば簿記なら、なぜ私はこの簿記を学ぶのか、今簿記について何を知っているのか、
などを確認することで簿記そのものへの自分の理解度を確かめ
どう学ぶべきかを理解するという考えです。
学習と考えると簿記の勉強や英語の勉強のことなど机上での出来事のようにも感じますが、
これは実生活のあらゆる所で使える考え方だと感じました。
メタ認知の実践
例えば、最近は営業のロープレ練習や評価者説明会の動画を見ることが海外研究員の方には求められています。
私は初め、スクリプトをただ覚えて、覚えた内容を丁寧に言うことに必死になっていました。
しかしながら、フィードバックで「このパートにはこういう意味がある」「お客様にこいつは違うなと思わせる」そう言ったスクリプトのひとつひとつの意味を知りました。
そして、この営業のロープレ部分はお客様にTCGのことを知ってもらい、
親近感を持ってもらう方法を誰もが実践できるようにするための方法だと意識することでロープレを録画する時に気にする部分が初めとは異なっている実感をもちました。
何故このスクリプトなのか、何故ロープレをするのかをメタ認知することで、ただ覚えることが重要なのではなく、そのスクリプトを実践で効果的に使えるかお客様にどのように伝えるのかを意識することが必要だという思いになりました。
そして、同じ録画という行為でも最初と最後では異なる意識で録画をしていたと思います。
日常の学び
メタ認知によって、
教えられたことが教えられている意味を考えることや、
行っていることの効果を考え、分析すること。
これらを行うことで、日々の行動の中から大切な意味を見つけ出すことができるのではないかと思います。
私は何かを学ぶとき、良くも悪くも鵜呑みにして愚直に取り組んでしまう傾向があります。
後から、人にこういう意味があるんだよと言われて納得するのでは遅く、
説明されないとわからないのでは結局新たな学びに限界が来てしまいます。
教わったことを受け止めることは当然大切ですが、
そこに込められた意味も感じ取れるように、
メタ認知というものを日常で意識していくことが必要なのだと思います。
そしてそれにはやはり、これは何故こうなるのだ?
とあらゆるものについて好奇心を持って考えて行くことが一つのきっかけかなと感じています。
仕事にもだんだんと慣れてきたと感じるからこそ、初心や好奇心を忘れずに常に問い掛けを続けていこう。
今回はそんな戒めのnoteとします。
東京コンサルティングファーム
【ミャンマー拠点】
西野由花
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インド、フィリピン、マレーシア、トルコ、インドネシア、ベトナム、バミャンマーで働く11名の喜怒哀楽の物語。 【新卒海外研修】(連載中) http://www.kuno-cpa.co.jp/recruit/shinsotsu-kaigai/