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米国市場の休場で材料難。下げが先行、半分戻しで終わり。VIXの急上昇に注意(2023年2月21日 日経概況)

「世界一やさしく」投資を教える、ジョン・シュウギョウです。毎日、投資家目線で日本と米国の市場について、分析と考察をしています。

こちらに掲載してある情報は情報提供を目的としており、相場の方向性、個々の商品、個別銘柄等の見通し、売買の方向性など有価証券の売買等に関する助言や勧誘などを行うものではありません。投資に関する最終判断はユーザーご自身の判断で、最終損益もご自信の判断の結果として返ってくることをご認識ください。

今日のポイント

市場総括

2023年2月21日の東京株式市場は反落しました。終値は前営業日比58円84銭(0.21%)安の2万7473円10銭でした。前日の米国市場が休場で材料難のもとでスタートした日本市場は下げが優勢でした。下げ幅が100円を超える場面もありましたが、大型株の一角が買われ、下げ幅を縮小しながら終りました。

本日も最後までしっかりお読みください。

米国市場の動向

米国市場は休場。

日本市場の動向

日本市場は引き続き材料難に悩まされました。 前述の米国市場が休場で材料が不足する中、利上げ継続の懸念から休み明けの米国市場には下げが予想され、日本市場は下げが優勢でした。

下げ幅は100円を超える場面もありましたが、一方的に売り込む展開にもなりにくく、大型株の一角が買われることによって下げ幅を縮小しながら終りました。

業種別では原油関連が強く、鉱業が上昇率1位、石油・石炭製品が3位いりしました。非鉄金属、繊維製品、パルプなど素材系全般が買われ、前日は大きく下げた海運業がトップ7に。

内需系は弱く、陸運業、小売業、食料品、水産が下落率トップ10入りしました。その他、電気機器、精密機器など半導体関連は引き続き弱い動きとなりました。

日本市場のテクニカル分析

日経の日足は長い上下髭を持つ短陰線を形成しました。 20日移動平均線を下に付けましたが、安値では25日移動平均線が意識されタッチしてから戻して終わりました。

Google Finance より引用

高値では一目均衡表の転換線のレジスタンスに合う動きが続いています。何をとってみても持ち上げて、この1カ月間はボックス間にとどまっていると考えて良いでしょう。

今週末まではこの動きが続く見通しなので、方向感が決まるまでは無理して利益を捻出しようとしなくても良いでしょう

本日も商いは低調なままで、前日よりもさらに減りました。東証プライムの売買代金は概算で2兆2796億円、売買高は10億663万株。東証プライムの値下がり銘柄数は756、値上がりは999、変わらずは82銘柄でした。

日本市場の総合分析: 今後の投資戦略

日本市場は呆れるほどの持ち合いが続いています。週末の戦略からすでに予想はしていたものの、ここまで動きがないと市場に向き合う気すら起こらないのが正直な気持ちである場合もあります。

もちろん、こんな場面ではオプションの売り(ショート)系のトレードを行ったトレーダーには絶好の利益獲得のチャンスとなるでしょう

ここで一つ気を付けるサインが出ています。VIX指数の急上昇がそれです。16日から大きく動き出し、前日は上昇してから低下して終わるなど、不安定な動きに入ってから、本日は10.8%を超える上昇で、1月中旬から続いてきた持ち合いを上に抜け出しました。

12月12日のように+9.51%上昇した後、早速次の日から大きく低下して低水準に戻る動きも予想されますが、その後のダウは一週間にわたって下げ続けました。

一方、日本市場は2日ずれた12月14日から下落スタート、1月4日まで一貫してさげています。下振れになった場合の先物の騒がしさ、プットオプションのボラティリティ上昇によりショートポジションは追い込まれることが起きるので、気をつけましょう。何言っているのか全然わからない場合はオプションで危ない建て玉を持ってないことを意味しますので、むしろ幸いです。

また、日経VIの方には変化がみられないので、VIXの急上昇が奇遇で終わることになる可能性もあります

業種別ではのびが鮮明になっている建設業に注目してみましょう

各市場の動き

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