今年のお正月は

ども、ずーです。
あけましておめでとうございます。

のんきに新年のあいさつをしていられない方たちも多くいる事態になっていますが、私はありがたいことに正常運転です。
どうか、皆様が心安らかに眠れる夜が早く来ることを願っております。

ことしのお正月は人生で初めての経験をしました。

働いています。
年末から介護の仕事に就きました。

施設でおせち料理が出たり、正月飾りを飾ったりしましたが、働いてるお正月ってお正月気分じゃないですね。
息子が帰省していたので、3日に外食しました。
まだ営業してないお店もありましたが、チェーン店はほぼ通常通り、品ぞろえも申し分なくあります。
ホントにありがたいことだなと実感しました。

半月、介護の仕事を経験しました。
言いたいことは山ほどあります。
が、せっかくのお正月だし、新年だし、いきなり愚痴や文句を言っても今年一年愚痴ばかり言いそうになるので今回は辞めておきます。

さて、じゃ何を話そう。
半月仕事をして、感じたことを忘れちゃいけないことを念頭に記したいと思います。

学びは続けないと意味がない。

半年、たった半年。介護の実務者研修を受けました。
確実に役に立っています。
介護技術はまだまだですが、認知症の方の対応の仕方において確実に。
同じ施設で働く介護職を20年程続けた職員は
「一日に50回も同じこと聞かれてストレスたまると思うけど」
「尿意も便意もわからないからどうしようもないと思うけど」
「いろいろストレスたまると思うけど」
そう言って私を励ましてくださいますが、私は利用者さんに対してストレスを感じたことは今のところありません。あくまで、「今のところ」ですが。

それ認知症の仕組みと脳の仕組みと人間の感情の仕組みをほんの少し勉強したからです。

認知症とは脳の萎縮によって起こります。(原因はさまざまです)
萎縮の場所によって、記憶が続かなくなったり、便意尿意がわからなくなったり、加齢によって匂いや音が感じ取れなくなり、食べてはいけないものも口にすることがあります。
そこに人間本来太古の昔からの生存本能から起こす行動が重なって現代の人間の常識では考えられない行動をしたりします。

例えば、においが感じられなくなり、便意もわからなくなると便をチョコレートだと思ったりして口にしてしまうこともあります。
便が便としてわからなくなり、お尻が気持ち悪くて自分の手で触ってしまったりするんです。

承認欲求や共感や仲間意識が強くなって自分ができないことを怒りに感じたり、恥じてりして失敗を隠したりしてしまい、でもそれを忘れてしまい注意すると「私はやってない」と怒り始めたり。

まだまだたくさん例を挙げればきりがないですが、それが認知症です。

その行動に対して、怒ったりするのは盲目の方に「ちゃんと見て」とか話ができない方に「聞こえないから、ちゃんと喋って」と言ってると同じです。

なぜ、そういう行動に出るのかその方の気持ち(特に不安や悲しみのネガティブな部分)を察して寄り添ってあげれば、少し落ち着くのではないでしょうか?

何十回も同じことを聞いてくる。
その方がそのことをきかなくなったら?
それは認知症が進んでるということではないでしょうか?
毎日「いつ帰れる?」聞いてくる。
その方がこの質問をしなくなったら?
私は帰れないんだと納得したから聞かなくなったのでしょうか?

「いつ帰れる?」と聞かれて「確認しておきます。」と「明日迎えに来るそうです」と(うそだけど)この二つの返しだけで、「ああそう。頼んだよ」って落ち着いてニコニコして自分の部屋に戻られます。(5分後には同じこと聞きにきますが(笑))
それくらいで安心してくれるなら一日になん百回でも「確認しておきます」って言うよ。
「すいませんね。お話ゆっくり聞いてあげられなくて」って言えば「いいんだよ。忙しいとこ悪いね」って言ってくださいます。

私は医者でも研究者でもないけど、これからも勉強はし続けます。
資格の勉強だけでなく、認知症や脳科学、心理学ももっと勉強して利用者様が少しでも安心して健やかに暮らせるように。

そういうわけで、ご支援いただけるなら書籍購入やセミナー参加の資金にしたいと思います。
もしよろしければお願いします。


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